今回は、「肘の使い方の基本」を解説していきます。
※「股関節」「背骨」「肩甲骨」「腕」を先に読むことをお勧めします。
→【股関節の使い方の基本 #1】
→【背骨の使い方の基本 #1】
→【肩甲骨の使い方の基本 #1】
→【腕の使い方の基本 #1】
肘の動きは、腕全体の動きをコントロールする役割があります。
肘の使い方が不十分だと、腕(特に二の腕)に力が入ってしまいミスショットに繋がります。
肘の動きを身につけるには、ストレッチ・筋トレで腕・肩まわりの筋肉に刺激を与えることが近道になります。
→【1日30分/週1回】自宅でできるゴルフの為の腕・肩まわりトレーニング
→【ゴルフの為のストレッチ#1】首まわりの筋肉をほぐす
→【ゴルフの為のストレッチ#3】肩・腕・肘まわりの筋肉をほぐす
左肘の使い方の基本 フィニッシュまで伸ばしたまま
アドレス 両肘を下向きにして構える
アドレスでは、リラックスして余分な力が抜けていることが大切です。
肘は下向き(身体の方向)にして、軽く脇を締める。
左肘が飛球線方向へ向かないようにする(脇が開いている状態)
バックスイング 左肘は曲げないようにする
バックスイングで左肘を曲げてしまうと、手打ちスイングになってしまいます。
肘は伸ばしたまま、肩甲骨の外転の動きを意識すると左腕は綺麗に上がる。
左肘は、軽く曲げても問題ありません。
トップからフィニッシュ 左肘は伸ばした状態をキープする
トップの切り返し・ダウンスイング・フィニッシュと、左肘は伸ばしたまま。
- ピンと伸ばす人
- リラックスした状態で軽く伸ばしている人
(トップで軽く曲がっている)
左肘の伸ばし方は、2種類あります。
軽く伸ばすか、ピンと伸ばすか、どちらでもOKです。
大きく曲げる動きだけはダメです。
左肘・左手は力を入れ過ぎず、シンプルな動きを心掛ける。
右肘の使い方の基本 移動は必要最小限にする
右肘は、ほんの少ししか移動していない
右肘の移動距離は必要最小限に抑える。
動く距離が長ければ長いほど、スイングの安定性が損なわれます。
また、右肘を大きく動かすメリットは無く、飛距離アップの効果もありません。
トップの位置で右手を外旋させる動きができれば、右肘の移動距離は最小限に抑えられます。
トップからダウンスイング 右肘はアドレス時のポジションに戻る
ダウンスイング後半で、右肘はアドレス時と同じ位置に戻ります。
右肘をこの位置セットできれば、右手の動きを安定させることができて、クラブの軌道も安定することになります。
右肘は意識して下げない
ダウンスイングで右肘をアドレスの位置にセットするとき、意識的に下げる動きは不要です。
下半身リードの動きと、背骨の側屈の動き、右肩甲骨の外転の動きが合わさると、右肘は自然にアドレスの位置に戻ります。
「右肘の位置が正しくセットできているか?」くらいの軽い意識を持つ程度で十分です。
右手・右肘を下げようとする意識は、持たないように注意してください。
肘の動きが小さいと、スイングも小さくなる
肩甲骨や腕の動きを解説してきましたが、肘の動きが小さ過ぎるとスイングも小さくなり縮こまったスイングになります。
ショートアプローチなどは、右肘はほとんど動かしませんが、ドライバーは大きく動かす必要があります。
「必要最小限」を意識して、スイングの調整を行ってください。
動かし過ぎるとデメリットしかありませんが、動きが小さ過ぎてもデメリットがあります。
肘の動きを身につけるには、ストレッチ・筋トレで腕・肩まわりの筋肉に刺激を与えることが近道になります。
→【1日30分/週1回】自宅でできるゴルフの為の腕・肩まわりトレーニング
→【ゴルフの為のストレッチ#1】首まわりの筋肉をほぐす
→【ゴルフの為のストレッチ#3】肩・腕・肘まわりの筋肉をほぐす
手首の使い方の解説、第1回。
手首の動きは、「ヒンジ」と「コック」の2種類があります。
両方の動きを取り入れないと、クラブを正しくコントロールできません。
身体の使い方のまとめ解説です。
「股関節」「肩甲骨」「背骨(体幹)」「腕」「肘」「手首」の6つの項目についての解説をまとめています。
この6つの動きを正しく身につければ、あなたのゴルフスイングの基本は完成します。
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