今回は「身体の使い方」のまとめ解説です。
ゴルフスイングにおいて、身体の動きには優先順位があります。
股関節>背骨>肩甲骨>>腕>肘>手首
股関節の動きができていないのに、手首や肘の動きを修正しても意味がありません。
身体の使い方の基本とは、
- 1.股関節の内旋
- 2.背骨の側屈
- 3.肩甲骨の外転・内転
- 4.右手の外旋・左手の水平挙上
- 5.肘の動きは、必要最小限
- 6.左手首はコック・右手首はヒンジ
身体の使い方を覚えると、通常の3倍のスピードで上達する
オレが見てきたスポーツ界にはまだまだ間違いや無駄が山程あって3年で出来る事を10年かけてやってるって思う事が沢山だ。
これは、「百獣の王」武井壮さんのつぶやきです。
間違いやムダを無くせば、通常の3倍のスピードで上達すると言っています。
「無駄」とは何か?
それは、身体の使い方も知らないで、ひたすらボールを打つ練習をすることです。
身体の使い方=関節の正しい動かし方を身につけること
身体の使い方の理解が、無駄な時間・お金の消費を減らします。
1年間、ボールを打つ練習をするより、
1ヶ月間、「身体の使い方」を練習する方が、
3倍も10倍も早く上達します。
#1【股関節の使い方】内旋運動はスイングの土台
股関節の動きは、ゴルフスイングの土台になる動きです。
股関節の使い方の基本とは
- バックスイングは、右股関節の内旋運動
- ダウンスイングは、左股関節の内旋運動
- フィニッシュで、ヒップターン
- 股関節の動きは、大きなパワーを生み出す
- 最初に身に付けなければならない動き
#2【背骨の使い方】左右の側屈で頭を動かさない
背骨の使い方の基本とは、
- 背骨の動きは、左右の側屈のみ
- 側屈のタイミングは、下半身の動きに合わせる
- 側屈は、前傾姿勢をキープする役割
- 側屈は、頭を動かさない役割
#3【肩甲骨の使い方】左右の外転で飛距離アップ
肩甲骨の使い方の基本とは、
- 腕の動きは、肩甲骨から始まる
- 肩甲骨の動きで、肩を回転させる
- トップでは、左肩甲骨の外転がメイン
- インパクトでは、左右の肩甲骨を外転させる
ここまでが、ゴルフスイングを作る大きな動き
股関節・背骨・肩甲骨の3つの動きが、ゴルフスイングを作る大きな動きとなります。
ここまでの動きが身に付くと、ゴルフスイングっぽい動きは完成します。
身体の使い方の基本の優先順位は、
股関節>背骨>肩甲骨>>腕>肘>手首
腕・肘・手首は、小さな動きです。
股関節・背骨・肩甲骨の正しい動きが身に付いていないと、腕・肘・手首は正しく動かすことができません。
#4【腕の使い方】右手は外旋・左手は水平挙上
腕の使い方の基本とは、
- 左手は、水平挙上の動き
- 右手は、外旋の動き
- フィニッシュは、両腕を前に突き出す
- 筋力よりも柔軟性が必要
#5【肘の使い方】腕の動きを安定させる
肘の使い方の基本とは、
- 肘の動きで、腕・手首の動きをコントロールする
- 肘の動きは、必要最小限にする
- インパクトで、肘を伸ばす意識は不要
腕を正しく動かすために、肘の使い方が重要になります。
ヒジを最短距離で直線的に動かすことが、腕の動きの安定・クラブの軌道の安定に繋がります。
背骨の側屈と肩甲骨の外転の動きで、肘は自然に動きます。
肘を積極的に動かす意識は、スイングを乱す原因になるので注意してください。
#6【手首の使い方】ヒンジとコックの動き
手首の使い方の基本とは、
- 右手首は、ヒンジの動き
- 左手首は、コックの動き
- ヒンジの開放を、インパクト直前まで我慢する
- 手首を軸にして、クラブは円運動する
6つの動きでゴルフスイングの基本は完成する
股関節・背骨・肩甲骨・腕・肘・手首
これら6つの動きを正しく身につければ、ゴルフスイングの基本は完成です。
初心者でも、1ヶ月あれば習得できる内容です。
通常、この動きを身につけるまでに何年も時間が掛かるのです。
6つの動きを身に付けた上で、
たくさん素振りしてください。
たくさんボールを打つ練習をしてください。
たくさんラウンドしてください。
あっという間に、初心者を卒業できます。
綺麗なスイングが身に付きます。
ゴルフの基本とは、身体の使い方を身に付けることです。
身体の使い方 参考文献
当サイトの解説は、多くの書籍・DVD・Youtube動画を参考に作成しています。
「身体の使い方」の解説に関しては、以下の書籍を中心にまとめています。
骨と関節、筋肉について
骨と関節、筋肉については、こちらの書籍を参考にさせていただきました。
理学療法士・作業療法士向けの書籍です。
関節や筋肉のしくみを知るのに最適です。
また、ケガをした場合どこを故障しているのか詳細を調べられるので重宝しました。
※ケガの場合は、病院へ行くことをお勧めします。
さすがにこちらの書籍はお勧めはしませんが、自分のカラダと向き合いたいと思う人には最適です。
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