4スタンス理論A1タイプのザンダー・シャウフェレ選手のスイング解説です。
一般的なスイング解説とは異なり、4スタンス理論のタイプ別の特徴に沿った分析になります。
A1タイプのゴルファー向けの解説となります。
ザンダー・シャウフェレのアドレス
ドライバーのアドレス
A1タイプのアドレスの特徴は、みぞおち・膝・足首が一直線になることです。
ザンダー・シャウフェレ選手のドライバーのアドレスは、A1タイプの特徴が綺麗に出ています。
アイアンのアドレス
ザンダー・シャウフェレ選手は、アイアンのアドレスもA1タイプの特徴が綺麗に出ています。
クラブの種類によって少しズレる選手もいますが、ザンダー・シャウフェレ選手の場合は全てのクラブでA1タイプのアドレスが取れています。
ザンダー・シャウフェレのバックスイング
右膝を動かさないAタイプの動き
Aタイプの特徴は、膝をほとんど動かさないでバックスイングをします。
ザンダー・シャウフェレ選手も、ほぼ右膝を動かすことなくバックスイングをしています。
右足で地面を斜めに踏ん張っている
ザンダー・シャウフェレ選手のバックスイングは、右腰が引けて左膝を大きく曲げているように見えます。
この動きは、右足で地面を斜めに踏ん張っている場合に見られます。
右腰を引いているわけではなく、左足で地面を踏ん張っているわけでもありません。
右足で地面を斜めに踏ん張っている動きの特徴です。
右足で地面を斜めに踏み込む動きは、キャメロン・チャンプ選手のスイング解説を参考にしてください。
→キャメロン・チャンプ選手のスイングをどこよりも分かりやすく
ザンダー・シャウフェレの切り返し
トップでフェースは少しだけ開いている
ザンダー・シャウフェレ選手は、トップで少しだけフェースを開いているように見えます。
切り返しで、さらに少しだけフェースを開く動きを入れています。
小さい動きなので分かりにくいですが、しっかりパッシブトルク打法を取り入れていることは確かです。
右肘の動きは直線的
Aタイプの特徴は、スイング中に肘を大きく動かさないこと。
ザンダー・シャウフェレ選手は、切り返しの動きの中で肘はほとんど動かしていません。
両腕の三角形をキープする、両肘を締めたままスイングするなどと表現される動きです。
ザンダー・シャウフェレのインパクト
左膝のやや手前でインパクトをむかえている
Aタイプの特徴は、左手首が左膝(左股関節)前でインパクトをむかえます。
ザンダー・シャウフェレ選手は、左膝より少し手前でインパクトをむかえています。
ちょうど左右の股関節の中間点あたりです。
Bタイプは右手首が右股関節前でインパクトをむかえますが、そこまでの動きは見られません。
左足はベタ足インパクト
4スタンス理論とは関係ありませんが、ザンダー・シャウフェレ選手は綺麗なベタ足インパクトです。
左足で地面を蹴る力と、お尻を引く力をバランスよく使っている動きです。
※左足で地面を蹴る動きを重視すると、かかとが浮きます。
※お尻を引く動きを重視すると、つま先が浮きます。
ザンダー・シャウフェレのフィニッシュ
オーソドックスなフィニッシュ
4スタンス理論とは関係ありませんが、左肩から足首まで一直線になる動きが理想的なフィニッシュです。
ザンダー・シャウフェレ選手は、左股関節を支点にしたオーソドックスなフィニッシュを取っています。
インパクトゾーンも長い
A1タイプの特徴は、インパクトゾーンが長いことです。
ザンダー・シャウフェレ選手も、インパクトゾーンの長さが目立ちます。
特別な打ち方をしているわけではなく、A1タイプのスイングをすれば自然にインパクトゾーンが長くなるフィニッシュになるということです。
逆C字の綺麗なフォロー
クロスタイプの特徴は、フォローで逆C字になります。
ザンダー・シャウフェレ選手も、綺麗な逆C字のフォローを取れています。
※パラレルタイプ(A2,B1)は、真っ直ぐのI字フォローになります。
ザンダー・シャウフェレのパター
パターのアドレスはA2タイプに近い
ザンダー・シャウフェレ選手のパターのアドレスは、A2タイプに近い姿勢になっています。
A2タイプのアドレスは、背中・膝・足首が一直線になります。
グリップはクロスグリップ
ザンダー・シャウフェレ選手のグリップは、右手と左手の位置が通常と逆になるクロスグリップです。
パターのグリップは種類も多く、4スタンス理論とは関係なく本人の感覚の問題といえます。
両脇を締めて、両肘をみぞおちに近づける姿勢がA1タイプのパターの特徴ですが、ザンダー・シャウフェレ選手もその特徴が出た打ち方をしています。
ザンダー・シャウフェレはほぼA1タイプのスイング
ザンダー・シャウフェレ選手のスイングは、ほぼA1タイプのスイングを言えます。
パターのアドレスがA2タイプに近いことと、インパクトを左膝より少し手前で迎えていることが相違点です。
バックスイングで地面を斜めに踏ん張り、バランスのとれたベタ足でインパクトをむかえる動きは、アマチュアゴルファーがお手本にしたい下半身の動きと言えます。
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