・なぜあの人は、ゴルフの上達が早いの?
・なぜあの人は、初心者なのに難しいショットを難なく打てるの?
・なぜ自分は、ゴルフセンスが無いの?
ゴルフを長年やっていると「ゴルフセンスがいい人」とたくさん出会いますし、
自分自身の「ゴルフセンスの無さ」に悩んでしまう人もたくさんいます。
「ゴルフセンスがいい人」とは、「運動神経がいい人」のことです。
今回は、大人になってからゴルフセンス(運動神経)を磨くためのコーディネーショントレーニングを紹介します。
ゴルフセンスとは、運動神経が良い人のこと
運動神経を向上させるのは、コーディネーショントレーニング
コーディネーショントレーニングは、「エクササイズ+リフティング」が最高の組み合わせ
ゴルフセンスとは?ゴルフと運動神経の関係
運動神経・運動センスとは?
「運動神経」「運動センス」とは、単に運動能力が高い人を指す漠然として明確な定義が無い言葉です。
海外では、まず1970代に東ドイツで研究が進み、その後アメリカでも「運動神経」についての研究が進められてきました。
現在、運動神経・運動センスは「コーディネーション能力」として明確に定義されています。
7つのコーディネーション能力
運動神経・運動センスを現す「コーディネーション能力」は、7つの能力に分類されます。
①定位能力:相手やボールなどと自分の位置関係を正確に把握する能力
②反応能力:情報を素早く察知し、正確にすばやく対応する能力
③連結能力:関節や筋肉の動きをタイミングよく同調させる能力
④識別能力:手や足、道具を精密に操作する能力
⑤リズム化能力:タイミングを合わせて動ける能力
⑥バランス能力:不安定な体勢でも体を保ちプレーする能力
⑦変換能力:状況に合わせてすばやく動作を切り替える能力
ゴルフスイングはもちろん、歩く・投げるなど1つ1つの動きの中で、その瞬間に、これら7つの能力が組み合わさることで能力を発揮しています。
つまり、運動神経(コーディネーション能力)とは、体を動かすための基礎能力のこと。
そして、運動神経(コーディネーション能力)には、7つの能力に分類されています。
ゴルフセンスとは?
「ゴルフと運動神経は関係ない」とよく言われます。
運動神経は体を動かすための基礎能力なので、実際は大きく密接に関係しています。
ゴルフには、7つのコーディネーション能力すべてが必要です。
7つのコーディネーション能力は「運動の基礎能力」であり、ゴルフスイングは7つの能力を組み合わせることによる「特殊な動き」と言えます。
ゴルフスイングは、運動神経を応用した動きです。
7つのコーディネーション能力が高ければ、ゴルフも短期間で上達しますし、難しいショットも難なく打てます。
ゴルフセンスがいい人とは、運動神経がいい人のこと。
7つのコーディネーション能力がバランスよく優れている人は、結果的に「ゴルフセンスがいい人」という言葉で現されます。
運動神経は幼少期に発達する
コーディネーション能力(運動神経)は、幼少期に大きく発達します。
体の神経系が大きく発達する時期をゴールデンエイジと呼びます。
- 5~8歳:プレゴールデンエイジ
- 9~12歳:ゴールデンエイジ
- 13~15歳:ポストゴールデンエイジ
幼稚園から中学生までが運動神経の発達に大きく影響する時期です。
ゴールデンエイジの期間に、どれだけ遊んだか、どれだけスポーツに接してきたかでその人の運動神経がほぼ決まります。
ゴールデンエイジの期間は、1つの競技に専念させるよりも、色々な競技を経験させて総合的にコーディネーション能力(運動神経)を高めてやるほうが将来的に大きな成長につながります。
大人になっても運動神経は向上する
運動神経は、15歳までにほぼ完成します。
しかし、人間の体はよくできていて、大人になってからでも運動神経を向上させることができます。
幼少期のように大きく発達することはありませんが、それでも時間をかけてトレーニングを積むことによって大人でも運動神経は向上します。
大切なことは、継続することです。
幼少期と違って短期間で成長することはありませんし、ブランクが空いてしまえば元に戻ってしまいます。
大人の場合は、継続してトレーニングをすることで、運動神経を向上させることができます。
ゴルフセンスを磨くためのコーディネーショントレーニング
「ゴルフセンスを磨く」とは、単にコーディネーション能力(運動神経)を向上させること。
運動の基礎能力を向上させた上で、ゴルフの練習をすることによってゴルフセンスを磨くことに繋がります。
子供は遊びの中で運動神経を向上させることができますが、大人の場合はそもそも遊ぶわけにもいきません。
大人向けに、コーディネーション能力(運動神経)を向上させるトレーニングを紹介します。
エクササイズトレーニング
一般的には、ダイエットプログラムとして認知されているエクササイズトレーニングですが、実は非常に効率のいいコーディネーショントレーニングです。
「識別能力」以外の6つのコーディネーション能力を同時に鍛えることができますし、軽度の瞬発力トレーニングの効果もあります。
エクササイズトレーニングで有名なのが「ビリーズ・ブートキャンプ」ですが、スポーツジムでのスタジオエクササイズは全て効率のいいコーディネーショントレーニングです。
音楽に合わせてリズムよく全身を動かす。
「エクササイズトレーニング」は、大人になってからコーディネーション能力を高めるための理想的なトレーニングです。
日本最大級のオンラインフィットネス【LEAN BODY】では、「令和版 ビリーズブートキャンプ」が独占配信されています。
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リフティング
エクササイズトレーニングで唯一鍛えられない能力が、ゴルフクラブを自在に操る「識別能力」です。
「識別能力」を効率よく向上させるトレーニングが、リフティングです。
「識別能力」とは、道具を自在に操る能力のこと。
- フェース面をコントロールする感覚
- グリップを握る強さ
- フェース面でボールを転がす感覚
リフティング練習によって、ゴルフクラブを操るための能力・感覚を身に付けることができます。
特に、ショートアプローチが苦手な人はリフティングで「識別能力」を向上させることをおすすめします。
→【リフティングチャレンジ】アプローチ上達のコツはボールの拾い上げ
バランストレーニング
文字通り「バランス能力」を向上させるためのトレーニングです。
スイングが安定しない人、傾斜地でのショットが苦手な人は、「バランス能力」が低い可能性があります。
バランストレーニングによって、集中的に「バランス能力」を向上させることをおすすめします。
→バランストレーニング(準備中)
懸垂
懸垂も、立派なコーディネーショントレーニングです。
上半身の「連結能力」を向上させる効果があります。
懸垂は、「連結能力」以外にも、上半身の筋肉をバランスよく鍛えられる効果があります。
特に、「握力」を鍛え、肩甲骨・背中の筋肉を正しく動かせるようになることはゴルフスイングに効果的なトレーニングになります。
ゴルフスイングは、足→体幹→肩→腕→手先とパワーが伝わっていきますが、最終的に手先に力が無ければパワーをクラブに伝えることができません。
握力の強さは、スイングで生み出したパワーをボールに伝えるために不可欠な要素です。
また、肩甲骨・背中の筋肉をバランスよく鍛えて動かすトレーニングにもなり、ブレないスイングを身に付ける効果もあります。
ゴルフセンスを磨く方法 まとめ
「ゴルフセンスがいい人」とは、「運動神経がいい人」のこと。
いままで漠然とした表現だった「運動神経」は、7つのコーディネーション能力として明確に定義されています。
コーディネーション能力は、幼少期に大きく発達することが特徴ですが、大人になっても向上させることができます。
大人向けのコーディネーショントレーニングとしては、「エクササイズトレーニングとリフティング」が最高の組み合わせです。
大切なことは、「継続すること」
コーディネーション能力をバランスよく向上させることによって、ゴルフセンス(運動神経)が磨かれていきます。
ゴルフセンスとは、運動神経が良い人のこと
運動神経を向上させるのは、コーディネーショントレーニング
コーディネーショントレーニングは、「エクササイズ+リフティング」が最高の組み合わせ
コーディネーショントレーニング参考書籍
コーディネーショントレーニングについては以下の書籍を参考にしました。
ゴルフ指導者や、小さなお子様がいらっしゃる人には特におすすめします。
ゴルフの為のフィジカルトレーニング
今回は、ゴルフセンス・運動神経を向上させる為のコーディネーショントレーニングを紹介しました。
【ゴルフの為のフィジカルトレーニング】は、目的に応じたメニューを用意しています。
→瞬発力トレーニング(準備中)
効率よく筋肉を鍛えるためには【プロテイン】の摂取が必須です。
【筋トレ初心者向け】
【ダイエットゴルファー向け】
【牛乳が苦手な人(乳糖不耐症)向け】
【アスリートゴルファー向け】
筋トレゴルファーにおすすめのプロテインを、状況・体質別に紹介します。
あなたの状況・体質別にピッタリ合うプロテインを見つけてください。
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