ゴルフスイングにおける「身体の使い方」を解説していきます。
「身体の使い方」とは、正しい関節の動かし方のことです。
初心者ゴルファーが、最初に身に付けなければならないことです。
ボールを打つ前に、
クラブを持つ前に、
まずは、身体の使い方を身に付けてください。
成長のスピードが3倍にも10倍にもなります。
野球とゴルフの動きは、似ているのか、全く違うのか?
野球とゴルフの動きは、
「似ている」という人もいれば、
「全く違う」という人もいます。
実際はどうなのか?
まずは、下の写真をご覧下さい。
松山英樹選手と大谷翔平選手です。
ほとんど同じ体勢でフィニッシュしています。
・前足の形。(ヒザが伸びて、つま先が少し浮いている)
・上体が斜めになっている。
・振り抜いた腕の角度。
これは偶然ではありません。
野球(バッティング)とゴルフスイングは、身体の使い方(関節の動かし方)が非常に似ているという事を現しています。
野球経験者はドライバーで「飛ばす」イメージがあると思いますが、この写真を見れば理由が理解出来ると思います。
ゴルフスイングにおける身体の使い方とは?
体を動かすということは、
関節を動かすということです。
また、関節を動かすためには、
連動している筋肉を動かす必要があります。
日常生活において関節や筋肉を意識して動かすことはほとんどありません。
そして、ゴルフスイングは日常生活では体験しない特殊な動きをします。
これがゴルフスイングを難しくしている理由です。
アマチュアゴルファーの大半は、日常生活で使い慣れた身体の動きをスイングに落とし込もうとするので綺麗なスイングに近づけないのです。
「身体の使い方」とは、
- 身体のどの部分(関節・筋肉)を
- どのタイミングで
- どう動かせば良いのか
ゴルフスイングの基本とは、これらの動きを理解することから始まります。
初心者のほとんどの人が使えていない関節とは?
初心者のゴルフスイングは大きく分ければ2通りあると思います。
- 上半身に力を入れてクラブを振り回しているスイング(男性に多い)
- 全体的にふにゃふにゃした頼りないスイング(女性に多い)
身体の使い方を理解していない初心者がいきなりボールを打つと、だいたいこの2通りに当てはまります。
野球・テニスなどスポーツ経験者だと、最初から綺麗なスイングをする人もいます。
それでは、ゴルフスイングにおける身体の使い方とはどういうことなのか?
主な関節の動きをまとめます。
- 股関節の動き(内旋運動)
- 背骨の動き(側屈運動)
- 肩甲骨の動き(内転・外転運動)
- 腕の動き(外旋運動)
- 肘の動き
- 手首の動き(背屈・掌屈)
これらの動きがゴルフスイングでは必要不可欠な動きとなります。
漠然とボールを打つ練習をやっていても、身に付けることが難しい動きです。
まずは、ゴルフクラブを持たないで、関節の動かし方を身につけましょう。
何も知らないまま練習場でボールを打っても、お金の無駄遣いにしかなりません。
身体の使い方をしっかり身に付けてからボールを打つ練習をする事が、上達の近道です。
解説では、分かりやすいようになるべく多くの画像を使用していきます。
ただし、身体の使い方は、「読む」「見る」だけじゃ身に付きません。
読んで、実際に体を動かして、分からなければまた読んで、また動かして、「身体の使い方」を身に付けてください。
鏡の前で自分の動きを確認しながら
スマホで動画を撮って動きを確認しながら
練習(トライ・アンド・エラー)をしてください。
股関節の使い方の解説、第一回。
股関節の動きは、ゴルフを始める上で、一番はじめに身につけなくてはならない動きです。
股関節の動きに馴染みのない方向けに、まずは基本的な動きを解説しています。
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