4スタンス理論B2タイプのフィル・ミケルソン選手のスイング解説です。
一般的なスイング解説とは異なり、4スタンス理論のタイプ別の特徴に沿った分析になります。
B2タイプのゴルファー向けの解説となります。
※フィル・ミケルソン選手は左打ちのため、右打ち用に左右逆にして解説をしています。
フィル・ミケルソンのアドレス
ドライバーのアドレス
B2タイプのアドレスの特徴は、丹田(へその下)と足首が一直線になること。
フィル・ミケルソン選手は、B2タイプの綺麗なアドレスを取っています。
アイアンのアドレス
フィル・ミケルソン選手は、アイアンのアドレスもB2タイプの特徴が出ています。
写真はウェッジですが、ドライバーからアイアンまで同じアドレスを取っていると言えます。
フィル・ミケルソンのバックスイング
両膝を動かすダイナミックなバックスイング
Bタイプのバックスイングの特徴は、膝を大きく動かすこと。
フィル・ミケルソン選手は、Bタイプらしいダイナミックな膝の動かし方をしています。
両足でステップを踏むような動きは、Bタイプのお手本と言えます。
膝を大きく動かすBタイプのバックスイングは、腰が上下に動かないことが大切です。
アマチュアゴルファーに多く見られる悪いクセが、バックスイングで腰が伸び上がってしまうことです。
骨盤の高さを一定に保ちながら下半身を動かすことが大切になります。
トップでフェースはほぼ正面を向いている
フィル・ミケルソン選手のトップは、フェースがほぼ正面を向いています。
オーソドックスなトップの形です。
フィル・ミケルソン選手のトップの形は、シャフトの動きが大きいことが特徴です。
この動きを真似しようとすると手打ちスイングになってしまう可能性が高いので、アマチュアゴルファーは真似するべきではありません。
肩甲骨・肩まわりの柔軟性があれば自然にできる動きですので、真似をしたいと思った場合はストレッチをすることをお勧めします。
フィル・ミケルソンの切り返し
右肘を真下に下ろす動き
フィル・ミケルソン選手の切り返しは、右肘を真下に下ろす動きが見られます。
ただ肘を下ろすのではなく、右腕の外旋の動きを大きく取っている動きです。
肘を下ろすことだけを意識するとフェースが被るスイングになりますので、この動きを真似する場合は右腕の外旋の動きを意識してください。
フィル・ミケルソンのインパクト
インパクトはAタイプ
Bタイプのインパクトの特徴は、右手首が右股関節前でむかえること。
フィル・ミケルソン選手は、左手首が左膝(左股関節)前でインパクトをむかえています。
これはAタイプの選手の特徴です。
肘・膝を大きく動かすことで、Aタイプのインパクトになっていると思われます。
綺麗なベタ足インパクト
フィル・ミケルソン選手のインパクトは、綺麗なベタ足インパクトです。
地面を蹴る力とお尻を引く力のバランスが取れている理想的なインパクトと言えます。
アマチュアゴルファーがお手本にしたい動きです。
フィル・ミケルソンのフィニッシュ
左股関節を支点にして身体を伸ばしている
フィル・ミケルソン選手のフィニッシュは、左股関節を支点にして身体を伸ばしています。
オーソドックスなフィニッシュの形です。
B2タイプの動きの中でインパクトだけAタイプの動きになっているため、フィニッシュでは腰に大きな負担が掛かっています。
腰周りの筋力と柔軟性が必要なフィニッシュの動きと言えます。
フォローは綺麗な逆C字
クロスタイプの特徴は、逆C字のフォローをとること。
フィル・ミケルソン選手は、綺麗な逆C字のフォローを取っています。
フィル・ミケルソンのパター
パターのアドレス
フィル・ミケルソン選手のパターは、B2タイプとA1タイプの中間のアドレスです。
※A1タイプのアドレスは、みぞおち・膝・足首が一直線になること。
フィル・ミケルソン選手は、右手の指でグリップを挟むように握っているため、A1タイプに近いアドレスになっていると思われます。
右手の指でグリップを挟む握り
フィル・ミケルソン選手のグリップは、右手の指でグリップを挟むように握っています。
このグリップは、Bタイプに多く見られます。
手首を丹田(へその下)に引き付けるB2タイプには相性が良いグリップと言えます。
フィル・ミケルソンのスイング
フィル・ミケルソン選手のスイングは、ほぼB2タイプの特徴が出ています。
インパクトだけAタイプの特徴が出ていますが、それ以外はB2タイプのお手本になる動きです。
肘・膝を大きく使う動き、ベタ足のインパクトはアマチュアゴルファーのお手本になるおすすめのスイングです。
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