4スタンス理論B2タイプのマット・クーチャー選手のスイング解説です。
一般的なスイング解説とは異なり、4スタンス理論のタイプ別の特徴に沿った分析になります。
B2タイプのゴルファー向けの解説となります。
マット・クーチャーのアドレス
ドライバーのアドレス
B2タイプのアドレスの特徴は、丹田(ヘソの下)と足首が一直線になること。
マット・クーチャー選手のアドレスは、B2タイプの特徴が出ています。
※膝を伸ばしたアドレスなのでA2タイプ(背中・膝・足首が一直線)のようにも見えます。
アイアンのアドレス
マット・クーチャー選手は、アイアンのアドレスもB2タイプの特徴が出ています。
ドライバーからアイアンまで同じアドレスを取っていると言えます。
マット・クーチャーのバックスイング
右膝を動かすバックスイング
Bタイプのバックスイングの特徴は、膝を大きく動かすこと。
マット・クーチャー選手は、右膝の動きを最小限にとどめています。
Aタイプのように、右膝固定のバックスイングとは異なります。
マット・クーチャー選手のアドレスは膝を伸ばし気味ですが、バックスイングで少し腰を落としています。
これは意図的に腰を落としているのではなく、膝を動かすバックスイングをすることによって自然に腰が下がっています。
トップでフェースは上を向いている
マット・クーチャー選手は、トップでフェースが上を向いています。
トップでフェースを開ける動きは、右肩まわりの柔軟性が必要となります。
マット・クーチャーの切り返し
フェースの向き
マット・クーチャー選手は、トップで上を向いたフェースをそのままの状態で切り返しています。
トップからインパクトまで、フェースの向き(手首の動き)は最小限に抑えるスイングです。
右肘の動きは小さい
Bタイプの特徴は、肘を大きく動かすこと。
マット・クーチャー選手は、膝の動きと同様に肘の動きも最小限にとどめています。
トップの位置でもう少し脇が開くのがBタイプの特徴なのですが、マット・クーチャー選手はきっちりと脇を締めているのが特徴です。
マット・クーチャーのインパクト
左手首が左膝前でインパクト
Bタイプのインパクトの特徴は、右手首が右股関節前でむかえること。
マット・クーチャー選手のインパクトは、左手首が左膝(左股関節)前でむかえています。
これはAタイプの特徴ですが、フィル・ミケルソン選手(B2)をはじめBタイプの選手に時々みられます。
綺麗なベタ足インパクト
4スタンス理論とは関係ありませんが、マット・クーチャー選手は綺麗なベタ足でインパクトをむかえています。
左足で地面を蹴る力とお尻を引く力のバランスが取れているヒップターンの動きです。
アマチュアゴルファーがお手本にして欲しい下半身の動きです。
マット・クーチャーのフィニッシュ
左股関節を支点に身体を伸ばしたフィニッシュ
4スタンス理論とは関係ありませんが、マット・クーチャー選手は左股関節を支点にして身体を伸ばしたフィニッシュを取っています。
オーソドックスなフィニッシュの形と言えます。
フォローは逆C字
クロスタイプの特徴は、逆C字のフォローをとること。
マット・クーチャー選手は、綺麗な逆C字のフォローを取っています。
※パラレルタイプの特徴は、身体がまっすぐ伸びた一直線のI字のフォローになります。
マット・クーチャーのパター
パターのアドレス
マット・クーチャー選手は、パターのアドレスもB2タイプの特徴が出ています。
ドライバー・アイアン・パターとすべてのアドレスでB2タイプの特徴がでている理想的なアドレスをしています。
アマチュアゴルファーのお手本と言えます。
腕と肘
B2タイプのパターの特徴は、両手首を丹田(へその下)に近づけるように構えます。
マット・クーチャー選手は、アームロック式の打ち方なので脇を締めて両肘を身体の前に揃えています。
両手首を丹田に近づけるというよりは、両肘を近づけているように見えるアドレスです。
マット・クーチャーのスイング
マット・クーチャー選手のスイングは、ほぼB2タイプの特徴が出ています。
インパクトのタイミングだけAタイプの特徴が出ていますが、総じてB2タイプのお手本となるスイングです。
コンパクトなバックスイング、バタ足インパクト、常に変わらないアドレスなどは、アマチュアゴルファーが参考にしたいスイングの特徴です。
マット・クーチャーのクラブセッティング
ドライバー ブリヂストン ツアーB
パター ベティナルディ プロトタイプ
マット・クーチャー選手のパターは、ベティナルディのプロトタイプです。
マット・クーチャー選手と同じベティナルディのアームロックタイプのパターを紹介します。
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