4スタンス理論A1タイプのトニー・フィナウ選手のスイング解説です。
一般的なスイング解説とは異なり、4スタンス理論のタイプ別の特徴に沿った分析になります。
A1タイプのゴルファー向けの解説となります。
トニー・フィナウのアドレス
ドライバーのアドレス
A1タイプのアドレスの特徴は、みぞおち・膝・足首が一直線になること。
トニー・フィナウ選手は、A1タイプの特徴が綺麗に出ているアドレスを取っています。
アイアンのアドレス
トニー・フィナウ選手は、アイアンのアドレスもA1タイプのアドレスが綺麗に取れています。
ドライバーもアイアンも、左足を引いたオープン気味のアドレスを取ることが多いようです。
トニー・フィナウのバックスイング
右膝はほとんど動かさない
Aタイプの特徴は、膝をほとんど動かさないでバックスイングをすることです。
トニー・フィナウ選手も、右膝はほぼ動かすことなくバックスイングをしています。
左足を引いたオープン気味のスタンスなので、膝は動きにくくなっていると思われます。
浅いトップ
4スタンス理論には関係ありませんが、トニー・フィナウ選手のトップは浅めです。
トップは深くなければいけないと思い込んでいる人も多いと思いますが、浅くても十分に飛距離を出せることをトニー・フィナウ選手が証明してくれています。
アマチュアゴルファーはシャフトが地面と水平になることをトップの理想としていますが、
もっと手前でトップの形を作っても問題ありません。
特に、初心者ゴルファーは無理にトップの形を作りにいかず、自然に動かせる範囲内で切り返しを行うことをおすすめします。
トニー・フィナウの切り返し
トップでフェースは正面を向いている
トニー・フィナウ選手は、トップでフェースが正面を向いています。
浅めのトップから素早く切り返しを始めます。
切り返しで自然にフェースを開けている
トニー・フィナウ選手は、トップから切り返しにかけてほとんどフェースを開いていません。
切り返しの動きの中で、少しだけ開いていますが意図的に行っているわけでは無さそうです。
右肘を絞り込むような動きの中で、自然にフェースが開いていると言えます。
あまり、積極的にパッシブトルク打法を取り入れてはいないように見えます。
トニー・フィナウのインパクト
左手首が左膝の前でインパクト
Aタイプの特徴は、左手首が左膝(左股関節)前でインパクトをむかえることです。
トニー・フィナウ選手は、左手首と左膝が綺麗に並んぶAタイプの理想的なインパクトをむかえています。
ほぼベタ足のインパクト
4スタンス理論とは関係ありませんが、トニー・フィナウ選手はほぼベタ足のインパクトをしています。
フィニッシュで若干つま先が上がっていますが、そこまでお尻を引く動きを重視しているわけではありません。
左膝が伸びてつま先が浮くフィニッシュの動きは、高い次元でバランスが取れている動きと言えます。
トニー・フィナウのフィニッシュ
身体の軸が一直線になる理想的なフィニッシュ
これも4スタンス理論とは関係ありませんが、左肩を支点にして身体が一直線になるフィニッシュが理想の形です。
トニー・フィナウ選手は、綺麗に一直線の形を作れています。
トップも浅くパッシブトルク打法も積極的に取り入れていないのに飛距離が出ている理由です。
逆C字のフォロー
クロスタイプの特徴は、逆C字のフォローを取ることです。
トニー・フィナウ選手は、I字に近い浅めの逆C字のフォローと取っています。
A1タイプとA2タイプの中間といえます。
トニー・フィナウのパター
パターのアドレス
少し遠目のアングルになりますが、トニー・フィナウ選手のパターはA1タイプとA2タイプの中間のアドレスを取っています。
ショートアプローチのアドレスも、A1タイプとA2タイプの中間と言えるアドレスを取っています。
肘はリラックスさせている
A1タイプのパターのアドレスは、両脇を締めて肘をみぞおちに近づけることです。
肘を絞ることで腕の形が三角形になる場合もあります。
トニー・フィナウ選手のパターのアドレスは、肘をリラックスさせてみぞおちに収めています。
トニー・フィナウのスイング
トニー・フィナウ選手のスイングは、ほぼA1タイプの特徴が出ています。
A2タイプに近い動きも見られますが、A1タイプのゴルファーがお手本にしても問題ないレベルです。
浅いトップからのスイングは、おすすめの動きと言えます。
特に初心者ゴルファーは無理してトップの形を作ろうとする人が多いので、浅くても十分スイングは出来るということを知ってほしいです。
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