4スタンス理論A1タイプのローリー・マキロイ選手のスイング解説です。
一般的なスイング解説とは異なり、4スタンス理論のタイプ別の特徴に沿った分析になります。
A1タイプのゴルファー向けの解説となります。
ローリー・マキロイのアドレス
ドライバーのアドレス
A1タイプのアドレスの特徴は、みぞおち・膝・足首が一直線になります。
ローリー・マキロイ選手は、背中・膝・足首が一直線になるA2タイプのアドレスに近いです。
アイアンのアドレス
ローリー・マキロイ選手は、アイアンのアドレスもA2タイプに近いです。
肘・膝の動きがBタイプに近い動きをしているので、その動きに合わせてアドレスもA1タイプから少しズレていると思われます。
ローリー・マキロイのバックスイング
右膝固定の動き
Aタイプのバックスイングの特徴は、右膝を固定した動きです。
ローリー・マキロイ選手は、若干右膝を動かしたバックスイングをしています。
Bタイプほど、肘・膝を大きく動かしたバックスイングではなく少しだけの動きなのでBタイプと判定するほどではありません。
トップでフェースの向きはやや上
4スタンス理論とは関係ありませんが、ローリー・マキロイ選手はトップでフェースをやや上に向けています。
ローリー・マキロイの切り返し
フェースの向きを更に上へ
ローリー・マキロイ選手は、トップでやや上を向いていたフェースを切り返しでしっかり開ける動きを入れています。
右肩まわりの柔軟性が必要な動きです。
右肘は若干Bタイプの動き
Aタイプの特徴は、切り返しで肘をなるべく動かさないことです。
ローリー・マキロイ選手は、ややBタイプの動きに近い肘の使い方をしています。
肘・膝の動きを中心にして、切り返しからインパクトへ繋げているように見えます。
ローリー・マキロイのインパクト
左手首はほぼ左膝前
Aタイプのインパクトの特徴は、左手首が左膝(左股関節)前でむかえること。
ローリー・マキロイ選手は、左手首がほぼ左膝の前でインパクトをむかえています。
A1タイプの場合、もう少し左側面を引っ張り上げるような動きになるのですが、ローリー・マキロイ選手は右側面を縮めるBタイプの動きをしているようにも見えます。
べた足インパクト
4スタンス理論とは関係ありませんが、ローリー・マキロイ選手は綺麗なベタ足インパクトをしています。
左足で地面を蹴る力とお尻を後ろに引く力のバランスが取れているヒップターンの動きです。
アマチュアゴルファーがお手本にしたい、ヒップターンの動きです。
ローリー・マキロイのフィニッシュ
左股関節を支点に身体を伸ばしている
ローリー・マキロイ選手は、左股関節を支点にして身体を伸ばしています。
これはオーソドックスなフィニッシュの取り方です。
綺麗な逆C字のフォロー
クロスタイプの特徴は、逆C字型のフォローを取ること。
ローリー・マキロイ選手は、綺麗な逆C字のフォローが取れています。
ローリー・マキロイのパター
パターのアドレス
少し斜めからの角度になっていますが、ローリー・マキロイ選手はパターのアドレスもほぼA2タイプの特徴が出ています。
B2タイプ(丹田・足首が一直線)ほどではないと言えます。
腕と肘の位置はA2タイプに近い
A1タイプのパターのアドレスは、両肘をみぞおちに近づけます。
A2タイプのパターのアドレスは、両肘を身体の側面へ添えます。
ローリー・マキロイ選手のパターのアドレスは、A1タイプとA2タイプの中間と言えます。
Bタイプの要素は見られません。
ローリー・マキロイのスイング
ローリー・マキロイはA1タイプかB1タイプか
ローリー・マキロイ選手は、ネット上ではB1タイプに分類されている場合が多いです。
スイングを分析すると、A1タイプの特徴が多く出ている混合型のスイングと言えます。
グリップは典型的なA1タイプで、指先斜め握りでることが伺えます。
通常のスイングは、自分と異なるタイプの動きも身に付けることはできますが、グリップの握りは異なるタイプを真似することが難しいです。
全体的にB1タイプの動きの要素はほとんど見られず、切り返しからの動きがBタイプの動きに近いだけで、それ以外はほぼAタイプの動きの特徴が出ているスイングです。
結論として、ローリー・マキロイ選手はA1タイプであると診断します。
ローリー・マキロイのクラブセッティング
ドライバー テーラーメイド M5
パター テーラーメイド スパイダーツアー
ローリー・マキロイ選手は、おそらくプロトタイプを使用していると思われます。
コメント