4スタンス理論A1タイプのアダム・スコット選手のスイング解説です。
一般的なスイング解説とは異なり、4スタンス理論のタイプ別の特徴に沿った分析になります。
A1タイプのゴルファー向けの解説となります。
アダム・スコットのアドレス
ドライバーのアドレスはA2タイプに近い
A1タイプのアドレスは、みぞおち・膝・足首が一直線になる姿勢が特徴です。
アダム・スコット選手の場合は、背中・膝・足首が一直線になっておりA2タイプの特徴が出ています。
アイアンのアドレスもA2タイプ
アダム・スコットのバックスイング
右膝固定のAタイプの動き
Aタイプの特徴は、右膝をほとんど動かさずに下半身を動かすこと。
アダム・スコットも、右膝はほとんど動かしていません。
ややA2タイプの特徴が出ている
A1タイプの特徴は、コックを入れる動きが遅いバックスイングを取ります。
アダム・スコット選手の場合、右手首のヒンジの動きを入れるタイミングが早いA2タイプの特徴が出ています。
アダム・スコットの切り返し
トップでフェース面が上を向いている
4スタンス理論とは関係ありませんが、Aタイプの選手がパッシブトルク打法を行う場合、トップでフェース面が上を向いているのが特徴です。
アダム・スコット選手も、トップで既にフェース面が上を向いており、そのまま切り返しを始めています。
肘をまっすぐ下ろすAタイプの動き
Aタイプの特徴は、肘をなるべく使わないスイングです。
両腕の三角形を維持する、両脇を締めてスイングするなどの表現が使われる動きです。
アダム・スコット選手は、肘を絞り込むようにスイングをしています。
Aタイプのお手本となる肘の動かし方です。
アダム・スコットのインパクト
左手が左膝(左股関節)の前でインパクト
Aタイプの特徴は、左手首が左膝(左股関節)前でインパクトを迎えます。
アダム・スコット選手も、Aタイプの特徴が出たインパクトをしています。
※Bタイプは、右手首が右股関節前にきたとき
左足はベタ足インパクト
4スタンス理論とは関係ありませんが、インパクトで左足の動きを見るとヒップターンの特徴が分かります。
アダム・スコット選手は、ベタ足インパクトでバランスの取れたヒップターンをしています。
※お尻を引く力に特化すると、つま先が浮きます。
※地面を蹴る力に特化すると、かかとが浮きます。
アダム・スコットのフィニッシュ
オーソドックスなフィニッシュ
4スタンス理論とは関係ありませんが、フィニッシュは左肩から足首まで一直線になる動きが理想です。
アダム・スコット選手の場合は、左股関節を支点にしたオーソドックスなフィニッシュを取っています。
ベタ足でインパクトをむかえる選手の特徴と言えます。
逆C字のフォローが取れている
クロスタイプの特徴は、逆C字のフォローをとること。
アダム・スコット選手の場合は、I字に近い逆C字のフォローを取っています。
※パラレルタイプは、真っ直ぐなI字のフォローを取ります。
アダム・スコットのパター
パターのアドレスもA2タイプ
アダム・スコット選手は、パターのアドレスもA2タイプの特徴が出ています。
ここまで一貫してA2タイプのアドレスを取っているということは、意識的にアドレスの姿勢を修正していると思われます。
ルール変更でパターの打ち方を変更
2016年のルール変更で、アダム・スコット選手はパターの打ち方を変更しています。
もともとは、長尺のアンカーリングの打ち方でした。
アンカーリングからオーソドックスな打ち方に変更する選手は珍しいと言えます。
ルール変更から2年以上が経過していますので、おそらく打ち方を更に変更することは無いと思われます。
アダム・スコットのスイングはA1とA2の混合型
アダム・スコット選手のスイングは、A1とA2の混合型スイングを言えます。
パッと見で判断するとA2と判断してもいいくらいです。
アドレスの姿勢は、ドライバーからパターまでA2タイプの特徴が出ています。
また、フォローでもA2タイプ(I字フォロー)に近い動きを見せています。
Aタイプのゴルファーがお手本にして欲しい動きは、両肘の使い方です。
アダム・スコット選手は、可能な限り両肘を絞った状態でスイングをしています。
アドレスの姿勢がA2タイプなだけで、基本的にはA1タイプのスイングを言って問題ありません。
アダム・スコットのクラブセッティング
ドライバー タイトリスト TS2 クロカゲ
パター スコッティ・キャメロン プロトタイプ
スコッティ・キャメロンのおすすめパター
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