SNSを中心に、「リフティングチャレンジ」が話題になっています。
ゴルフボールを使ったリフティングは、ただの「遊び」ではなく、アプローチ上達のための大切な練習メニューでもあります。
今回は、ゴルフボールを使ったリフティングの「やり方」と「効果」を、初心者にもわかりやすく解説します。
※カメラ故障のため画像の準備が出来ていませんm(_ _)m
クラブを操る能力「識別(分化)能力」の向上
フェース面のコントロール・ボールを転がす感覚が身に付く
リフティングチャレンジ
STEP1 フェースにボールを乗せる
まず、フェース面を水平に保つ練習をします。
フェース面を水平にした状態でボールを置きます。
ボールを静止させたまま、フェースを上下に動かします。
フェース面が動けばボールは転げ落ちます。
肘を曲げて上下させたり、膝を曲げて上下させたり、歩いてみたり、いろいろな動きの中でフェース面を水平に保つ感覚を身に付けます。
STEP2 リフティング
フェース面を水平に保つ感覚が身についてきたら、実際にリフティングをします。
クラブの芯でボールを打つ感覚が身に付きます。
慣れてくれば、回数を増やしたり、前後左右に動きながらチェレンジします。
STEP3 ボールを拾い上げる
リフティングに慣れてきたら、床にあるボールを拾い上げます。
フェース面でボールを転がす感覚が身に付きます。
アプローチ上達に一番必要な感覚です。
ボールを拾い上げて、フェース面でピタッとボールを静止できることを目標にします。
ここまで出来るようになると、クラブ・フェース面をコントロールする感覚が十分に身に付いたといえます。
リフティングの効果
主に、ショートアプローチに不可欠な感覚を身につけることができます。
フェース面のコントロール
初心者ゴルファーは、フェース面の向きを認識することが難しいものです。
フェースがどこを向いているのか分からないままスイングをしているのです。
リフティングをすることによって、フェース面を認識できるようになり、向きをコントロールできるようになります。
フェース面をコントロールする感覚は、通常のスイングはもちろん、繊細な動きが必要なショートアプローチに欠かせない感覚です。
フェース面でボールを転がす感覚
ボールを拾い上げることができるようになると、フェース面でボールを転がす感覚が身に付きます。
ボールを転がす感覚は、スピンコントロールに必要な感覚です。
ショートアプローチでしっかりバックスピンをかけたり、通常のスイングでのスピンコントロール(フェード・ドローの打ち分け)に欠かせない感覚です。
グリップを握る強さが身に付く
初心者ゴルファーの悩みの1つに、グリップを握る強さがあります。
「軽く握れ」と言われますが、クラブの扱いに慣れていないと、どうしても強く握ってしまいます。
リフティング練習をすることによって、グリップの力加減が身に付きます。
強く握り過ぎているとすぐに腕が疲れますし、軽く握り過ぎるとクラブをコントロールできません。
クラブ・フェース面をコントロールするための最適なグリップの強さを身に付けることができます。
リフティングはコーディネーショントレーニングの1つ
コーディネーショントレーニングとは、運動能力・運動神経を高めるためのトレーニングです。
リフティングの練習は、「識別(分化)能力」を鍛えるのに最適です。
手足・道具を精密に操る能力。力を入れる、ちょっと抜く、ゆっくりじょじょに力を入れるなど、出力の程度と方向を調整する力。それによって、イメージ通りに道具を動かせるようになります。
クラブをコントロールする感覚
「識別(分化)能力」を向上させることによって、クラブを自在に操れるようになります。
フェース面をコントロールする感覚・フェース面でボールを転がす感覚が身に付きます。
アプローチ上達に直結するわけではない
リフティングが出来るようになっても、すぐにアプローチが上達するわけではありません。
リフティングは、「識別(分化)能力」を向上させることが目的です。
アプローチ上達のためには、アプローチ練習が必要です。
アプローチ上達はクラブをコントロールする感覚が不可欠
アプローチ上達のためには、クラブをコントロールする感覚が不可欠です。
リフティング練習がアプローチ上達に直結するわけではありません。
アプローチ上達に不可欠な「感覚」を身に付けることができるので、結果的にアプローチを上達させることができます。
リフティングチャレンジ まとめ
ただの遊びとしてリフティングチャレンジをしても効果はあります。
ただコーディネーショントレーニングとしての効果を理解しながらリフティングをおこなえば、より早くアプローチを上達させることができます。
クラブを操る能力「識別(分化)能力」の向上
フェース面のコントロール・ボールを転がす感覚が身に付く
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