- 「ゴルフボールって結局どれも同じじゃないの?」
- 「初心者は30球1,000円のバラバラボールでいいでしょ?」
- 「そもそもボールの重要性がわからない」
こんなことを考えた経験はありませんか?
実は、ゴルフ初心者ほどボールを気にしたほうがいいのです。
自分のスイングに合わせたボールを選ぶことで、スコアが良くなり楽しくラウンドできるでしょう。
そこで今回は以下の内容でお話しします。
- ゴルフボールの種類
- ゴルフにおけるボールの重要性
- ゴルフボールの選び方
- おすすめのゴルフボール3選
ボールの重要性がわかるだけでスコアアップは可能です。
自分に合ったボール選びができるよう、知識を入れていきましょう!
ゴルファーなら知っておくべきボールの種類3つ
大きさや形は同じでも、ボールによって構造が違うのはご存知でしょうか?
ここではゴルフボールの種類3つについて解説します。
- スピン系
- ディスタンス系
- 第3系
まずは大まかにゴルフボールを知っていきましょう。
(1)スピン系
いわゆる「コントロールショット」を打ちやすいボールです。
- 打感が柔らかくスピンがかかりやすいため、狙った位置にボールを止めやすくなるのがメリット。
- 飛距離よりアプローチの正確性を重視したい方におすすめです。
- スピンがかかればボールが曲がりやすいため、フックやスライスに悩む方は注意が必要になります。
(2)ディスタンス系
飛距離を求めるならディスタンス系のボールがいいでしょう。
- インパクト時の反発力が高く、スピン系と比較してスピン量が抑え目になります。
- スライスのミスが目立つゴルファーにおすすめのタイプです。
- グリーン上でピタッと止まる打球が出にくいため、飛距離感覚が重要になります。
(3)第3系
スピン系とディスタンス系のいいとこ取りをしたボールが第3系です。
- ゴルフ初心者におすすめなのはズバリこの第3系ボール。
- 非常にバランスが取れた性能を持ち、もっともスコアアップに貢献できるボールと言えます。ティーショットでの飛距離を稼ぎながらグリーン周りでは正確性のあるショットが可能です。
- とにかく早くスコアを伸ばしたい方は第3系ボールを使うといいでしょう。
【重要】ラウンド中は同じ種類のボールを使うべし!
なぜなら、弾道が定まらずミスの原因がわかりにくいからです。
その日のラウンドを安定させたいなら、ボールの種類をコロコロ変えるべきではありません。
先述したボールの特徴を見ればわかるとおり、種類によって飛び方や曲がり方は違います。
いつも打球の方向が定まらない方は「今日は第3系のボールだけを使う」などと意識してみましょう。
多くのアマチュアゴルファーが意識できていないことなので、次のラウンドからぜひ取り入れてくださいね。
ボール選びはスコアメイクの鍵を握る!選び方のポイント3選
この章では「ボールを選ぶときに注目すべきポイント」を3つ解説します。
- ヘッドスピード
- ピース数
- ディンプル数
自分のプレースタイルを考えながら選ぶことがコツです。
おもな傾向やレベルに応じてお話しするので、ボールを買うときの参考にしてくださいね。
(1)ヘッドスピード
45m/s以上(250y以上) | ディスタンス系 |
44m/s以下(200〜250y) | スピン系 |
女性や始めたばかりのの初心者 | 第3系 |
45m/s以上の速いスイングができる方はディスタンス系をおすすめします。
ヘッドスピードがある分スピン量が増えるため、ボールが左右に暴れることが多いです。特に野球経験者はスイングパワーがあるので、なるべくスピンを抑えて打てるボール選びが大事になります。
44m/s以下の一般的なゴルファーはスピン系がおすすめです。よくある悩みとして「ボールが上がらない」ことが挙げられます。
飛距離を稼ぐには高弾道で打っていく必要があるため、スピンを加えて揚力を得ましょう。
女性や初心者は第3系がおすすめです。
「飛ばない・止まらない」の2大悩みが目立つ層のため、飛距離と操作性の両方を兼ねたボール選びが重要になります。
(2)ピース数
ピース数とはゴルフボールの層数です。ピース数が少ないほど安価な傾向にあります。
2ピース | 打感が硬くディスタンス系が多い |
3ピース以上 | 打感が柔らかくスピン系や第3系が多い |
「いきなり高性能のボールを買うのはちょっと…」という方は、種類混合のロストボールで試してみましょう。
中古で安いうえ、スピン系、ディスタンス系、第3系が混ざっているため、自分に合ったボールを探すのに最適です。
(3)ディンプル数
ディンプルとはボールの表面にある凹凸のことです。
一般的なボールのディンプル数は300〜500個ほどと言われています。
ディンプルが多いボール | 揚力が生まれ高く上がる |
ディンプルが少ないボール | 低弾道になりランが稼げる |
パワーのある飛ばし屋タイプはディンプルが多いボールがいいです。
ボールが高く上がりやすくなり、持ち前の飛距離を稼げます。
ただし、ディンプルが多いほどいいわけではないのです。ゴルファーによっては打球が高く上がりすぎ、飛距離をロスしてしまう原因になります。
ディンプルやピース数はあくまで参考とし、実際に打ってみて確かめるのがいいでしょう。
【タイプ別】ラウンドスコアが「5」縮まるおすすめゴルフボール9選
ここまでの解説を踏まえ、特に初心者におすすめのゴルフボールを紹介します。
”ボール選びのみ”で上達したいゴルファーは必見です。
(1)スピン系:グリーン周りのパフォーマンスUPに
ツアープロも多用するスピン系ボールは高性能で価格帯も高めのものが多いです。
ゴルフを続けていると「スピン系のボールを使っていてよかった」と感じる場面が少なくありません。
少々値段は張りますが、アマチュアゴルファーにおすすめのスピン系ボール3つをご紹介します。
タイトリスト Pro V1
言わずと知れた世界ナンバーワンボール。
価格以上の価値を感じることは間違いありません。
スピン・飛距離・打感すべてがハイレベルで、どの場面でも最大限のパフォーマンスをしたいゴルファーに人気です。
風や雨などの天候の影響を受けづらいのもゴルファーにとって嬉しいポイント。
テーラーメイド TP5
アイアンショットで脅威のパフォーマンスを発揮するボールです。
5ピース構造がもたらす”プレーヤーファースト”の性能は一度使うと病みつきになります。
打感が柔らかく、特に100y以内のショートゲームではそのスピン性能に舌を巻くでしょう。
ティーショットでライの悪い場所に打っても、リカバリーショットがしやすい点が強みです。
ブリヂストン TOUR B XS
あのタイガーウッズも使用する名球です。
特徴的なディンプルを持ち、他のボールと一線を画すラグジュアリーな打感が持ち味。
道具のメーカー統一にこだわるシングルプレーヤーが「これは例外」と唸った性能を持ちます。
激スピンかつ力強い弾道を実現する最高峰のボールです。
(2)ディスタンス系:曲がりを抑えて飛距離を稼ぐ
2ピースボールが多く価格帯も低めなブランドが多いです。
とにかくコスパを求めたい方におすすめ。
ディスタンス系ボールの中でも価格と性能のバランスがいいものをご紹介します。
HONMA D1
どの世代のアマチュアゴルファーにも圧倒的な人気を誇るのがD1ボールです。
抜群の飛距離性能に加えて1,000円代で買えるコスパの良さが、支持される理由のひとつ。
反発力が高いコアの搭載でボール初速をアップしつつも、ソフトな打感で打ち応えも申し分なしです。
「とりあえずコレを買っとけ」と言えるほどおすすめできます。
HONMA D1スピードモンスター
通常のD1に比べ、さらに飛距離性能をアップさせたのがD1スピードモンスターです。
従来品より多少価格は上がるものの、直進性に優れた構造で左右のブレを軽減しています。
まさに「飛んで曲がりにくいボール」と言える全ゴルファーの味方です。
HONMA D1 スピン
従来のD1の飛距離性能にスピン力も加えたオールマイティーなボールです。
「飛距離は落とさずさらにショートゲームを攻略したい」という”欲張り”を叶えてくれます。
こちらもD1ボールより価格は上がりますが、完全上位互換のD1+で納得のいくラウンドパフォーマンスを手に入れましょう。
(3)第3系:バランス重視の丁寧なゴルフを
スピン系とディスタンス系のメリットを併せ持った第3系ボールは今非常に人気です。
実は初心者が初めに使うボールとして適しているのはこの第3系。
デザイン性の高いボールも多いため、お気に入りのボールが見つかるでしょう。
ツアーモデルのような高価格・ハイパフォーマンスは求めない、という方にもおすすめです。
ブリヂストン TOUR B JGR
ボール初速を高めて飛距離を伸ばし、アプローチではキュキュっと止まる。
そんなハイブリッドなボールがJGRです。
筆者のようなアマチュアゴルファーでもグリーン上でのバックスピンに感動するほどの打球を打てます。
「ゴルフはショートゲームが大事だ」と感じるようになったら、一度は使ってほしいボールです。
テーラーメイド TOUR RESPONSE
3ピースボールの中では価格が安いモデルです。
柔らかい打感で耐久性があり傷つきにくいため、ボール交換の頻度が少なく済むのもメリット。
それでいて飛距離性能もしっかりしているので、全体的なバランスがよくコスパはとてもいいです。
キャロウェイ CHROME SOFT
石川遼プロも使用することで有名です。
距離のあるショット時にも上下左右のスピン量を適度に保ち、安定したショットを実現できます。
スピン適性を持ちソフトな打感で打ちやすいため、どの距離・どのショットでも理想的な結果を得やすいのが特徴です。
ボールにはわかりやすい赤と青の3ラインが施されており、パッティング時にも方向性を出せるのも人気の理由となっています。
ゴルフボールはスコアに直結する!いろいろ試して自分に合ったボールを見つけよう
ゴルフボールの重要性や選び方を理解するだけで、あなたのゴルフレベルは数段上がります。
今までボールへのこだわりを持っていなかった方も、これを機にボール選びにちょっとだけ時間をかけてみてはいかがでしょうか。
今ではツアーモデルも中古(ロストボール)で安くまとめ買いできるので、気になったブランドは試してみてくださいね。
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