初心者ゴルファーのほとんどは、体を上手く使えないので、どうしてもスイングが手打ちになってしまいます。
ゴルフは、体打ちが基本となり、体打ちを身につけないと、満足のいく飛距離や方向性を手に入れることが難しくなってしまいます。
中級者の中にも、手打ちの癖が抜け切れていない人もいますので、これを機にちゃんとした体打ちを体得するようにしてください。
そうすることで、これまで壁だったスコアを破ることができるかもしれません。
手打ちと体打ちの違い
手打ちというのは、腕だけの力でクラブを振っている状態なので、腰や肩が回転していなかったり、上半身と下半身の”ねじれ”を上手く利用していない時のこといいます。
手打ちになってしまうと、ボールに力が伝わりにくくなってしまうので、飛距離が極端に悪くなったり、ダフリやトップの原因にもなってしまいます。
逆に、体打ちは、腰や肩の回転を利用しているので、体全体の力をボールに伝えることができ、手打ちの人と比べると飛距離は雲泥の差になります。
でも自分では手打ちになっているか、体打ちになっているかわかりずらいんですけど・・・そういう時はどうしたらいいんですか?
そういう時は、ある練習方法を採用すると、自然と体打ちを覚えることができます。
これから紹介していきますので、よかったら試してみてください。
手打ちになる原因
手打ちになる根本的な原因は「ゴルフクラブの重さ」にあります。ゴルフクラブは、両手で掴んでいれば、女性でも簡単に振り回せるほど比較的軽いモノ(種類によって違いますが)ですよね。
腰や肩(体)を意識して使わなくても、腕の力だけで十分です。
でも、仮にゴルフクラブが、今の5倍くらい重たくなったらどうでしょう?
腕の力だけでは、到底振り回すことができません。そうなると、腰や肩に力を入れて、振り回さなければいけなくなりますよね?
・・・・・ここなんです。ゴルフクラブが軽いから手打ちになる。これが手打ちになる原因なんです。
では、どうすれば手打ちを直すことができるのか?
体打ちの練習方法
両手でクラブを持つと、腕の力でスイングできてしまいます。そうならないように、クラブを片手で持ってスイングするようにしましょう。
左右片手づつスイングをすることによって、体をしっかり使わないとクラブが上がらなかったり、クラブが安定せず、うまくボールを打つことができなかったりします。
片手スイングは、体打ちの練習にはもってこいの練習方法で、プロゴルファーも採用している実績ある練習方法なんです。
プロゴルファーも採用しているなら、なんか効果ありそうですね!
片手スイングのポイント
ポイントは、スイングする時、グリップが終始体の中央にくるようにするしてください。クラブがブレて安定しない時は、必ずグリップが体の中心にきていない時です。
そして、フィニッシュは右肩を目標方向へ向けるイメージを持ってください。そうすことで、より体でスイングすることができます。
体打ちのコツ
体打ちは、胴体部分の回転がカギになってきます。頭、腕を除いた胴体を肩の遠心力で回転させるイメージでスイングすれば、コマのような軸回転をすることができ、バランスの良いスイングができます。
腕で振るから、バランスが崩れんですね!
そうなんです。なので、肩や腰といった胴体で回転するイメージを持つと、軸が動かず安定したスイングができます。
他にもこんな練習方法があります。(参考動画)
まとめ
片手スイングで練習すると、ミート率が高くなり、飛距離を飛躍的に向上させることができ、方向性も安定するようになります。
最初はクラブが安定せず、難しいと思いますが、30~50球ほど打てば、大抵は上手くスイングできるようになり、体打ちの感覚がわかってくると思います。