ゴルフには色々な基礎や基本があるのですが、その中でもスイングプレーンというのは特に重要視されています。
理想的なスイングプレーンでクラブを触れるようになると、大幅な飛距離アップや安定感のある方向性を得ることができるんですね。
でも、正しいスイングプレーンを学んだり体感したい時なんかは、ほかの人から見てもらったり、自分で撮影器具を用意して自画撮りしたりしないといけませんよね。一応スイングプレーンが体感できる専用の器具なんかもありますが、どこでもある訳でもありませんし。※ちなみに右の画像がそれ専用の器具です。
そこで今回紹介するのは、道具を使わずして自然と正しいスイングプレーンにする為の練習方法なんです。
画像のような機械的な正しさはありませんが、これを実践することによって色々な問題を解決することができますので、興味があれば最後までご覧ください。
スイングプレーンを矯正する練習法
まず、用意するのはアイアンを2本。それだけです。
番手に関しては7番くらいがいいと思います。できれば同じ番手を用意してもらうか、それに近い番手を用意してください。
では説明していきますね。
2つのうちの1本をボールと自分の間に置くのですが、その時グリップを目標方向に向け、グリップエンドが体の中心にくるように置きます。下の画像をご覧下さい。
クラブはスタンスと平行になるようにしてくださいね。できましたか?
これで準備は完了です。
これでどうやって練習するかというと、まずテークバックした時に、下に置いたクラブと並行になるようにするんです。
こんな感じですね。
下のクラブと同じよな向きになっていますよね。テークバックする時はこのように、下のクラブと同じ角度になるようにしてテークバックしていくんです。
決してこうなっていけませんよ。
腕や手首だけでクラブを上げるのではなく、腰を使ってクラブを持ち上げてくださいね。
そうすることで違和感なくクラブを並行にすることができます。
次にダウンスイングです。
ダウンスイング時にも、この下のクラブと同じ角度にするようにしていきます。
こんな感じですね。
ダウンスイング時には、できるだけクラブの長さも一緒になるようにすると上手く”タメ”を作ることができます。
決してヘッドが下がることがないようにしてください。
こうなってしまうと、ダフリの原因になってしまいます。
どうでしょうか?
冒頭でもご覧になったスイングプレーン器具のような正確性はありませんが、これでも十分スイングプレーンの矯正になります。
意識するポイントはテークバック時とダウンスイング時です。この2点の時に、下に置いたクラブと重ねるようにすることによって、自然と正しいスイングプレーンになるんですね。
では、ちょっとそれを意識してプロの動画を見てみてください。
後方アングルの時は、若干斜めになっているので少しわかりにくかったと思いますが、正面アングルの時はわかりやすかったですよね。
画像で説明したように、ダウンスイング時にはクラブが並行になっています。
間違った練習方法
この練習方法は、あくまで目安としてクラブを置いている訳であって、極端に意識する必要はありません。
完全に下に置いたクラブに合わせようとしてしまうと、スイングのリズムがおかしくなってしまったり、変に体が固くなってしまいますので、スイングの流れの中でちょっと意識するくらいが丁度いいと思います。
あと、少しでも違和感を覚えたり、なんか自分には合わないなと感じた場合はすぐに止めてくださいね。
ゴルフは個々によって感覚が大きく変わってくるので、無理にこの方法で練習することはありません。
でも、少しでも自分と感覚が合ったり、ボールの方向性や飛距離に変化があれば、この練習方法をベースにして、スイングを練習すれば上達も早くなっていくと思いますよ。