初心者ゴルファーの方は最初スイングの打ち方を教わりますよね。アドレスの作り方から始まり、どう体を動かしてトップまでもっていくか。そして、どうインパクトしていけばいいのかを反復練習していきます。
こういった練習は本当に必要です。変な癖がついてない最初の頃に正しいフォームを覚えるのは、後の成長に大きく影響していくんです。
ですが、そういったスイングの練習をする前にぜひやってほしいことが6項目あります。これをやっておくと、上達するスピードが違ってきますし、自分でスイングを改善する力がついていきます。
自分でスイングを改善する(ダメなところに気づく)ことができれば、ラウンド中一時的に調子を崩しても、比較的早い段階で調子を戻すことができるようになります。
では、説明していきますね。
イメージをつける
もしゴルフをあまり見たことがない人だったら、必ずプロゴルファーのスイングを見ておきましょう。どんなことでも言えることですが、なにかをやろうとする時や、こういった動きをしようと思った時、そのイメージを持っていないと体というのは動いてくれません。
ゴルフは一見簡単そうに見えてしまいますが、その動きは本当に複雑です。ですが、プロのスイングを見て頭の中にイメージつけることができていれば比較的スムーズに上達することができます。
たまになんでも出来てしまうスポーツマンいますよね?あーゆー人達は他のプレイヤーの動きを無意識に観察し、無意識にイメージを培っているんです。本当にスポーツが好きな人の特徴ですね。スポーツ界には「イメージトレーニング」という言葉もあるくらいですから、本当にイメージというのは大切なんですね。
クラブの動きを知る
初心者はスイングの動きを知ろうとし、スイングの動きをマネます。ですがこれは間違いです。まず知るべきはクラブの動きやヘッドの動きです。
クラブを正確なスイングプレーンに乗せたり、ヘッドをボールの芯に正確に当てるために、スイングというのは改善され進化していっています。クラブの軌道やヘッドの軌道があってのスイングなので、最初に知るのはクラブ、ヘッドの動きなんですね。
ヘッドやクラブがどう動くのかを知ることによって、自然とスイングの動きが良くなったり、プロの動きというのが理解していきます。
※下の動画はヘッドの動きがわかる動画です。
8割の力でスイングする
初心者はどうしても100%の力を出そうとします。特にゴルフは力みやすいスポーツです。でも100%の力を出していいことはありません。ナイスショットを打ちたければ8割の力で打つ練習をしてください。まずそこからです。
力みを無くすには?
力みを無くすにはグリップの握りを軽くするのが効果的です。
ゴルフの場合、肩に力が入ったり、体が硬直する場合は大抵グリップを強く握っている時なので、意識的にリラックスしたい場合はグリップを軽く握るようにしましょう。
最初のうちはクラブを軽く握ると「クラブ飛んでいかん?」っと思うかもしれませんが安心してください。飛んでいきませんよ。
ゴルフの手袋はとてもグリップ力が強く、簡単にはクラブは飛んでいかないようになっています。試しに手袋をしてる方で握って誰かに引っ張ってもらってください。全然抜けません。
なので、かなり軽く握っても大丈夫なんですね。
意識するのは1つだけ
どこか意識しながらスイングの練習をする場合は、1つだけにしましょう。スイングの時間は、テークバックからフィニッシュまで約1秒です。トップからフィニッシュだとコンマ何秒の世界。そんな短い時間の中で2つも3つも意識できませんよね。
アドレスとかだったら止まっていますので、いくらでも意識することはできますが、スイング中は無理です。テークバックを意識するならテークバックだけ。トップを意識するならトップだけと、一つのスイングに対して意識するのは一つだけにしておきましょう。
そうすること確実にその部分は改善されていきます。逆に複数意識してしまうと改善に時間がかかってしまい、どれも中途半端になってしまいます。
自分に合ったクラブを買う
「憧れの選手と一緒のクラブを使いたい」「最近流行っているからこれがいい」「先輩や上司から勧められたからこれにした」「安いクラブでも上手くなれるっしょ」といった理由でクラブを軽視していては、時間の無駄です。
ただ単にスイングを楽しんだり、練習場にしか行かないんだったらいいです。でも、スコアを気にしたり、誰かに勝ちたいという気持ちがあるんだったら自分に合うクラブを買うことを強くすすめます。
ゴルフはクラブが物をいいます。クラブの良し悪しでスコアやスイングは本当に変わってきます。嘘みたいに。
クラブを選ぶ際は、通販とかではなく、必ず実店舗で買いましょう。ショップの店員さんに頼めば試打とかしながら自分に合ったクラブを提案してくれます。
もし店員さんに話かけるのが苦手な人は、誰かに同行してもらいましょう。クラブを買う上で一番やってはいけないことは「これでいっか」です。クラブは拘ってください。そして金額で悩む場合は、高い方を選んでください。安い方を選ぶと必ず後悔して、結局買い直すハメになります。
欧米人を参考に
ゴルフスイングは自分に合ったスイングを探しだすことも重要ですが、世界基準である海外のプロゴルファーを参考にするのも大切です。「骨格や体型が違うから日本人には無理だ」と言われることがありますが、それはそのまま欧米人のマネをしているからです。欧米人のスイングをそのままパクることはできませんが、似せることはできます。自分の癖や感覚を融合させながら、欧米人のスイングを取り入れることで可能性はどんどん広がっていきますよ。