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ゴルフスイング【ダウンスイング前半の基本 #2】切り返しと始動のタイミング

前回は、トップの位置での沈み込みの動きについて解説しました。

【ダウンスイング前半の基本 #1】トップで沈み込む動きについて

今回は、トップからの切り返しの動きと切り返しを始動するタイミングについての解説です。

  • 切り返しの始動は、下半身の沈み込みから
  • 切り返しは、股関節と背骨の側屈がメインの動き
  • 右肘を体に添える
  • 頭・腕・手首は、動かさない
  • 切り返しは、インパクトの準備動作
目次

切り返しを始動するタイミング

切り返しの始動はトップでの沈み込み

バックスイングの始動と同じで、トップからの切り返しのタイミングで悩むことがあります。

切り返しの始動のきっかけは前回に解説した、トップでの沈み込みです。

【ダウンスイング前半の基本#1】トップで沈み込む動きについて

トップの姿勢で沈み込み、下半身にパワーが溜まったら始動開始です。

トップの形ができる前にダウンスイングを始動する?

トップの形が整う前に、切り返しを始動する場合もあります。

これは、シャフトのしなりを最大限に発揮させることが狙いです。

通常は、トップからの切り返しの動きでシャフトがしなり、インパクトでしなり戻りの力をボールに伝えます。

トップの形が整う前に切り返しを始動することによって、シャフトをより大きくしならせることができます。

この場合は、バックスイングの動きも早い動きで行います。

早いバックスイング・早い切り返しは、シャフトのしなりを大きくするための応用テクニックといえます。

  • ゆっくりバックスイングして、ゆっくり切り返すか
  • 早いバックスイングで、早く切り返すか

個人のリズムや感覚によりますので、どちらも正解と言えます。

ただ、早いバックスイング・早い切り返しは、スイングのリズムが崩れやすい傾向にあります。

リズムが崩れる原因は、切り返しのタイミングをとることが難しいためです。

リズムが崩れると、修正が難しいのがゴルフスイングです。

個人的な意見にはなりますが、切り返しのタイミングを早くすることはお勧めしません。

トップの形をしっかり作ってからダウンスイングをすると、切り返しのタイミングも合わせやくなります。

上半身に力が入っていると、始動のタイミングが分からなくなる

トップからの切り返しは、どうしても上半身に力が入ってしまいます。

もしくは、バックスイングで無理な身体の使い方をしている人。

この場合、切り返しを始動するタイミングが分からなくなることが多いです。

練習中・ラウンド中に、切り返しのタイミングが分からなくなった場合、上半身に力が入っているかもしれないと疑ってください。

分かっていても、無意識に上半身に力が入ってしまうものです。

下半身の沈み込みができていれば、切り返しのタイミングでなやむことは無くなるはずです。

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切り返しの身体の使い方

トップの形で沈み込みをしたのち、切り返しを始動してダウンスイングが始まります。

ダウンスイング前半の、身体の使い方を解説します。

  • 股関節と背骨の側屈がメインの動き
  • 右肘を正しい位置にセットする
  • 腕・手首は、トップの状態から動かさない
  • 頭も動かさない
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切り返しは、股関節と背骨の側屈がメインの動き

切り返しでの股関節の動き
骨盤は左へスライドさせる

トップの位置から沈み込んでパワーを溜める。

溜めたパワーを開放するように、左方向へ骨盤をスライドさせます。

身体の動きは、右股関節の内旋運動から左股関節の内旋運動へうつります。

左股関節の内旋運動ができていないと、身体が左へ流れてしまいます。

股関節・下半身の動きについての詳しい解説はこちら

【股関節の使い方の基本#4】下半身の動かし方

股関節の動きに合わせて、背骨を側屈させます。

トップの位置では左側屈の動きをしていましたが、股関節の動きに合わせて右側屈へとシフトします。

背骨を側屈させる目的は、頭を動かさないようにすることです。

股関節を動かすと、頭も一緒に動いてしまいます。

頭の動きを防ぐために、股関節の動きに合わせて背骨を側屈させます。

背骨の側屈に関する詳しい解説はこちら

【背骨の使い方の基本#2】右の側屈と左の側屈

右肘を引き付ける

切り返しでの右肘の位置
右肘を体にそえる

股関節の動きと、背骨の側屈の動きに合わせて、右肘を体に添えるように移動させます。

インパクトでクラブを正しくリリースさせるために、右肘を添える動きは大切になります。

この右肘を体に添える動きが出来れば、腕に力をいれることなくインパクトを迎えることができます。

右肘の動きに関する詳しい解説はこちから

【肘の使い方の基本】肘は腕の動きをコントロールする

腕・手首は動かさない

トップの位置でできた腕・手首の動きはキープさせたまま動かしません。

切り返しで、腕を真下に下ろすように言われることがありますが、腕が真下に落ちるのは背骨の側屈の動きによるものです。

腕は意識して下ろしません。

能動的に腕を動かすとインパクトで正しい動きができなくなってしまうので、トップの形をキープさせることを意識してください。

腕の動きについての解説はこちから

【腕の使い方の基本#1】正しい腕の動かし方

手首の動きについての解説はこちらから

【手首の使い方の基本#1】ヒンジとコックの2通りの動きがある

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もちろん、頭も動かさない

背骨の側屈が出来ていれば、頭が左右に動くことはありません。

股関節の動きが正しくできていれば、頭が上へ動くこともありません。

切り返しの動きのなかで、頭が下がる場合があります。

  • 1つは、下半身の動きが不十分で上体が前方へ突っ込んでしまう悪い動き
  • 1つは、切り返しで沈み込むことによって力を出しやすくするための動き

後者の場合は、4スタンス理論のB2タイプにみられる動きです。

4スタンス理論のタイプ別の動きについては、次回に解説します。

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タメをつくってインパクトの準備をする

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ダウンスイング前半の動きは、インパクトのための準備動作

キャメロン・チャンプの切り返し
正しいインパクトを迎えるための準備動作

ダウンスイング前半の動きは、正しいインパクトを迎えるための準備動作です。

インパクトの動きが正しくできれば、正しい切り返しが出来ていると言えます。

インパクトの動きを無視した、力任せの切り返しをしていてはいつまで経っても正しいスイングは身につかないです。

正しくタメを作るための詳しい解説はこちら

ダウンスイングでタメを作る方法。トップから下半身リードで切り返すポイントは2つ

腕・手首を動かさなければ、L字をキープすることができる

クアメロン・チャンプのスイング
腕・手首を動かさないでL字をたもつ

切り返しで腕とシャフトをL字に保つことも、正しいインパクトを迎えるために重要なことです。

トップの位置で腕とシャフトはL字(直角)の状態になっています。

その状態を、インパクト直前まで保つことができればスイングスピードが上がります。

腕に力を入れて、上半身で切り返しをしようとするとL字をキープすることができません。

L字をキープするための詳しい解説はこちら

ダウンスイングで、腕とシャフトがL字になるための打ち方

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インパクトを意識して、切り返しを行う

ダウンスイング前半の動きは、インパクトをtだしく行うための動きです。

切り返しの動きだけを意識するのではなく、常にインパクトの動きを意識するように心掛けてください。

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