MENU

ゴルフスイング【バックスイングの基本 #3】始動のきっかけ

バックスイングの基本#3

前回は、バックスイングの動きを4スタンス理論のタイプ別に解説しました。

【バックスイングの基本 #2】4スタンス理論のタイプ別特徴

今回は、バックスイングを始動するきっかけについての解説です。

  • ゴルフスイングは、アドレスから始まっている
  • アドレスで、静止してはいけない
  • 始動のきっかけをつくる身体の動きは、千差万別
目次

バックスイングが、ゴルフスイングのスタートではない

飛球線方向の確認
ここからゴルフスイングは始動している

ゴルフスイングの始動は、飛球線方向の確認から始まる

バックスイングの始動で悩んでいる人はたくさんいます。

その理由は、ゴルフスイングはバックスイングから始まると考えているからです。

ゴルフスイングは、バックスイングから始動するという考えを捨てましょう。

ゴルフスイングは、飛球線方向を確認するところから始まっています。

アドレスをとるルーティンからフィニッシュまでが、ゴルフスイングの一連の動きになります。

アドレスのルーティンが大切な理由

アドレスを取るまでのルーティンは、非常に大切です。

理由は、ルーティンがゴルフスイングの一部と言えるからです。

毎回、同じ動作・同じリズムでルーティンを取ることが大切になってきます。

ルーティンのリズムが崩れた場合、それはゴルフスイングそのものが崩れたと言えます。

アドレスを取るまではやり直しが出来ますので、一度ボールから離れて仕切り直しをしましょう。

アドレスのルーティンも人それぞれですが、多くの人は最初に飛球線方向の確認を行います。

飛球線方向の確認がゴルフスイングの始動であると考えると、バックスイングの始動のタイミングで悩まなくてすみます。

アドレスのルーティンについての解説はこちらから

【アドレスの基本#5】ルーティンを身に付ける

広告

絶対に、アドレスで静止してはいけない

松山英樹選手のアドレス
始動まで時間が掛かる松山選手も、完全に静止はしていない

バックスイングの始動は、「動から動」を意識する

アドレスの状態で完全に静止してしまうと、身体が固くなってしまいます。

アドレスで完全に静止してバックスイングを始動させようとするから、始動のきっかけを失ってしまいリズムよくスイングすることが難しくなるのです。

アドレスを取るためのルーティンから常に身体を動かし続けるように心掛けてください。

見た目は静止していても、ヘッドを上下左右に動かすことや、下半身・上半身の筋肉を小刻みに動かすなど、必ずどこかをリズムよく動かし続けることが大切です。

バックスイングの始動は、「静から動」ではなく「動から動」の動きです。

広告

松山英樹選手は、つねにヘッドを動かしている

アドレスからバックスイングの始動に時間が掛かる松山英樹選手ですが、

完全に静止しているわけではなく、常にヘッドを上下に動かしています。

※トップからの切り返しも数秒の間(ま)がありますが、トップの位置でも静止はしていません。

バックスイングを始動するタイミングは、個人個人の感覚により異なります。

アドレスからすぐに始動する人もいれば、松山選手のように時間が掛かる人もいます。

身体を完全に静止していなければ、始動のタイミングは早くても遅くても全く問題はありません。

広告

バックスイングを始動させるきっかけ

バックスイングを始動させるとき、身体のどの部分から始動させるのか。

始動のきっかけは、人それぞれです。

始動するきっかけに正解はありません。

始動のきっかけの例をあげますので、あなたにあったきっかけを見付けてください。

始動のきっかけ1 クラブのヘッドから始動する

ヘッドからバックスイングを始動
ヘッドから始動

あくまでも見た目の基準になりますが、ヘッドを一番最初に動かす選手は多いです。

「バックスイングの始動はクラブのヘッドから」という指導者も多いです。

身体の一部ではなくヘッドを意識することによって、始動するときに力まないようにするメリットがあります。

広告

始動のきっかけ2 下半身から始動する

  • 右足首・右膝・右腰
  • 左足首・左膝・左腰

下半身のどこか一部を動かすことによってバックスイングを始動させます。

左下半身から始動する人は、「ステップを踏むようにスイングする」感覚を持った人が多いようです。

広告

始動のきっかけ3 腕から始動する

腕の三角形
腕から始動
  • 右手首・右肘・右肩
  • 左手首・左肘・左肩
  • 両腕の三角形

腕を意識して、バックスイングを始動します。

バックスイングの始動で、腕の動きを意識するように指導する人が少なからずいます。

両腕の三角系をキープするように指導してもらった人は、特にこの傾向が強いようです。

広告

広告

指導のきっかけ4 身体の重心に力を入れて始動する

丹田(ヘソの下)に力を入れて始動する
丹田(ヘソの下)に力を入れて始動する

重心という表現は少し間違っているかもしれません。

人には、力を入れると動きが安定する「力点」があります。

「力点」に力を入れて始動すると身体の動きが安定します。

「力点」には、みぞおち・へその下(丹田)・背中・腰の4種類があります。

「腹筋に力を入れて」という指導方法は、身体の力点に力を入れるということです。

どこに力を入れると安定するかは、4スタンス理論のタイプによって分かれます

【バックスイングの基本#2】4スタンス理論のタイプ別特徴

広告

バックスイングの始動のきっかけに答えはない

身体のどの部分を意識してバックスイングを始めるかは、その人の感覚により異なります。

どこを意識して始動するとスムーズに動けるか。

この答えは、あなた自身で見付けてもらうしかありません。

見付けるときのポイントは2つ。

  • トップの形が正しくつくれるか
  • アドレスからの動きを止めない

アドレスのルーティンから静止することなく、スムーズにトップの形をつくれるかどうか。

始動のきっかけにこだわるのではなく、トップの形をとれるかどうかにこだわってください。

広告

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次