前回は、スタンス幅の基準について解説しました。
今回は、つま先の向きとスタンス幅についての解説です。
※解説の内容は4スタンス理論と密接な関係がありますので、あなたが4スタンス理論のどのタイプなのかを判別してから読むことをお勧めします。
4スタンス理論のタイプ別の判別方法はこちらから
→【4スタンス理論の基本 #1】1人で簡単にできるタイプ診断方法
つま先の向きとスタンス幅は、
- スタンス幅は、クロスタイプは広め・パラレルタイプは狭め
- A1タイプのつま先は、左足を開く
- A2タイプのつま先は、スクエアが基準で左足を軽く開く
- B1タイプのつま先は、スクエアが基準で軽く右を向く
- B2タイプのつま先は、ガニ股
つま先の向きとスタンス幅は、10人10色
アドレス時、つま先の向きについて意識したことはありますか?
左右並行がいいのか、ガニ股気味が良いのか、雑誌でも意見が分かれるところです。
4スタンス理論に合わせると、スタンス幅もつま先の向きもそれぞれのタイプで全く異なります。
基本は4種類ですが、個人差を含めると10人10色の結果になります。
※つま先は左右ともに飛球線方向(写真のクラブシャフト)に並行であることに注意してください。
スタンス幅は広めか狭めか、つま先はスクエアか開くか
4スタンス理論のタイプ別にはっきり分けることができます。
- クロスタイプは、スタンス幅は広め・つま先は開く
- パラレルタイプは、スタンス幅は狭め・つま先はスクエア
スタンス幅とつま先の向きは、個人の体格によって調節することになります。
あくまでも、1つの目安と考えて自分に合ったスタンスを見付けてください。
A1タイプ スタンス幅はやや広め、つま先は左足を開く

A1タイプの基本スタンスは、
- スタンス幅は、やや広め
- つま先の向きは、左足を開く
A1タイプは、左足をどれだけ開くかが全てです。
左足の開き具合は個人差が出ます。自分に合った開き方を探して下さい。
A2タイプ スタンス幅は狭く、つま先は左足を少しだけ開く

A2タイプの基本スタンスは、
- スタンス幅は、狭くする
- つま先の向きは、スクエアを基準にして足を少しだけ開く
4つのタイプで1番スタンス幅が狭い傾向があります。
つま先は左右並行でも大丈夫です。

B1タイプ スタンス幅はやや狭く、つま先は左右並行

B1タイプの基本スタンスは、
- スタンス幅は、やや狭め
- つま先の向きは、スクエアが基準
A2タイプと同じで、パラレルタイプはスクエアが基本です。

左右を右へ向けた姿勢でも大丈夫です。
B1タイプは、つま先の向きが常に左右平行であることが基本です。
スクエアでも、やや右向きに構えても、左右のつま先の向きは平行のままを保ちます。
B2タイプ スタンス幅は広く、つま先は左右を開く

B2タイプの基本姿勢は、
- スタンス幅は、広め
- つま先の向きは、左右を開く
4つのタイプで1番スタンス幅が広くなる傾向があります。
つま先の開き具合は個人差が出ます。自分に合った開き方を探してみて下さい。
B2タイプは、左右の足をどれだけ開くかが全てです。
スタンス幅が広く左右を開くスタンスは、ガニ股のスタンスです。
一般的にガニ股スタンスはダメを言われていますが、B2タイプは左右を開くスタンスが一番安定します。
スタンス幅とつま先の向きは状況に応じて変化する
足もとの状況に応じて、スタンスを変化させる
各タイプの基本スタンスはそれぞれ異なりますが、スタンスは状況に応じて常に変化します。
ラウンド中は、ティーショット以外で平坦な場所はほとんどありません。
考え方の基本は、安定した姿勢でスイング出来るスタンスかどうかです。
タイプ別の基本姿勢が分かれば、状況に応じて正しく変化せさることができます。
ガニ股スタンスと内股スタンス
ガニ股スタンスを否定する人がいますが、B2タイプの基本スタンスです。
逆に、お勧めしないのが内股スタンスです。
左右のつま先を内側に向けた内股スタンスは、安定したスイングができるように感じます。
しかし、内股スタンスは股関節の可動域が大きく制限される姿勢です。
同時に、膝や足首の動きも制限されるため、ケガの原因にもなりかねません。
ガニ股スタンスはB2タイプの基本姿勢ですので、B2タイプの人は遠慮なく取り入れてください。
内股スタンスは、敬遠することをお勧めします。
正しいスタンスは、ゴルフシューズから
傾斜地でのアドレスは、ゴルフシューズ・靴下の機能性が重要になってきます。
不安定な傾斜地でもあなたの足元をしっかり支え、安定したスイングを生み出すためにはゴルフシューズ・靴下選びも重要になってきます。
ゴルフシューズ・靴下は、あなたのスイングを足元から支えてくれる大切な道具です。
アドレスの基本の解説、第3回。
パワーポジションについての解説です。
安定したアドレスを取るためには、パワーポジションの意識を持つことが大切です。
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