5yや10yのショートアプローチが苦手な人は多いと思います。
池越え・バンカー越えのアプローチも難しいショットの1つです。
今回は、ショートアプローチを上達させるための「1ヤードアプローチの練習方法」を紹介します。
自宅で「1ヤードのアプローチ練習」をすることが、ショートアプローチを上達させる近道です。
・ソールを滑らせる感覚
・フェース面でボールを転がす感覚
ショートアプローチの基本は2種類
ショートアプローチの打ち方は大きく分けて2種類あります。
- パッティングと同じ打ち方
- 通常のスイングと同じ打ち方
パッティングと同じ打ち方
パッティングと同じ打ち方は、文字通りパターをウェッジに持ち替えるだけです。
球筋は、ラン・ピッチ&ランなど、転がし主体のアプローチになります。
フェアウェイ、グリーン手前の花道、グリーンのエッジからなど、使える場面は限られます。
アプローチが苦手な人・安全第一に考える場合などは、無理せずパターを使うような状況での打ち方です。
パッティングと同じ感覚なので、比較的早く習得できます。
通常のスイングと同じ打ち方
通常のスイングと同じ打ち方は、一般的なショートアプローチの打ち方と言えます。
- ややオープンスタンス
- 下半身と肩の回転で打つ
- 手首は使わない
球筋は、スピンを効かせたロブショット・ピッチショットになります。
池越え・バンカー越え・深いラフからなど、使える場面は多いです。
使用する場面が多く、傾斜やラフの具合にも大きく左右されるため、求められるショットのバリエーションが多くなります。
バンカーショットも、基本動作は同じです。
1ヤードアプローチを身に付けるドリル
室内でも練習できるように、1ヤードのアプローチを身に付けるドリルを紹介します。
※パッティングと同じ打ち方は省略します。
ソールを滑らせる感覚を身に付ける
まずは、ソールを滑らせる感覚を身に付けます。
アドレスの状態からバックスイングは取らずに、ソールを浮かすことなくまっすぐ50cmくらい滑らせます。
手打ちスイングになっていたり、手首をこねる動きが入ると、ヘッドの軌道は曲がります。
手首は使わず、まっすぐヘッドが滑るように身体を動かしてください。
フィニッシュでソールを浮かせる
ソールを滑らせる動き・感覚が分かったら、最後にソールを少しだけ浮かせます。
ショートアプローチのフィニッシュです。
フェースは上を向いたまま(アドレスからフェースの向きは変えない)の状態が正しいフィニッシュです。
ボールを転がす感覚を身に付ける
次にボールを転がす感覚を身に付けます。
先ほどと同様に、ボールをセットした状態から50cmほどソールを滑らせます。
ボールを転がしながら、フェースをまっすぐ滑らせるようにします。
少し勢いを付けてソールを滑らせると、ボールはフェースを転がって後方に落ちます。
この動きができると、1ヤードのショートアプローチはほぼ習得したといえます。
- ソールを滑らせる
- フェース面でボールを転がす
この2つの感覚を身に付けることがショートアプローチ上達の秘訣です。
ボールを打つよりも、ボールを転がす練習をしたほうがショートアプローチ上達の近道です。
小さくバックスイングをとって素振り
最後に、小さくバックスイングを取ればショートアプローチの完成です。
ボールをダイレクトに打とうとするのではなく、「ソールを滑らせる感覚」「フェース面でボールを転がす感覚」を持って素振りをしてください。
実際にボールを打つ
最後に、実際にボールを打つ練習をします。
室内練習ではトップしたら危険なので、慣れるまでは室内練習用のボールを使用することをおすすめします。
実際のボールを打つ場合は、1ヤードにこだわる必要はなく50cmくらいボールを転がすところから始めます。
慣れてくれば、しっかりとしたスイングでスピンを効かせた1ヤードのアプローチが打てるようになります。
1ヤードアプローチ練習の注意点
安全を確保する
1ヤードアプローチに慣れるまでは、何度もミスショットをします。
ボールが勢いよく飛んでしまっても大丈夫なように、周囲の安全には十二分に注意してください。
手打ちに注意する
練習を繰り返していると、必ず「手打ち」スイングになってしまいます。
下半身の動き・肩の回転の動きを意識して、手打ちスイングにならないように注意してください。
ショートアプローチのイメージを間違えない
「ボールを浮かせよう」「ダウンブローで打つ」という意識があるとショートアプローチはミスをする確率が高くなります。
「ソールを滑らせる」「フェース面でボールを転がす」意識を持って練習してください。
ヘッドの軌道は、楕円ではなく、地面を這うような直線をイメージします。
楕円軌道をイメージしたアプローチは、トップ・ダフりの原因になります。
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