初心者ゴルファーがいきなり100を切ったり、少しの期間で90を切ったりする話をたまに聞きますが、それらはただ「才能があるから」「運動神経がいいから」なんて、天性からの授かりものと思う人もいるでしょう。
ですが、比較的経験が浅い人が良いスコアを叩き出すのは理由があるんです。
あなたは練習場に行った時、どういった練習をしていますか?
まずは、短い番手から打っていって、納得できれば次のクラブへ。それか、その時の気分によってクラブを選んだり、調子の良いクラブだけを選んでスイングしたり。
どうでしょうか。あなたもそんな感じではないでしょうか?
もし、そうであれば、きっとあなたは時間とお金を無駄にしている可能性があります。
練習はスコアを良くするためにする
打ちっぱなし場で練習している人の中で、「スイングがキレイになればそれでイイ」「ボールが真っ直ぐ飛べばそれでいい」という人はあまりいないと思います。
打ちっぱなし場で練習するということは、「スコアを良くしたい」っと思っているから行っているんです。
でも、練習場で練習をしている初心者の方を見てみると、ほとんどの人が「スイングがキレイになればいい」「真っ直ぐ飛ばせばそれでいい」といった感覚でしか練習していないように見えてしまいます。
その理由は、「毎回同じ番手で打ち」「毎回同じ目標に向かって打っている」からなんです。
実際にコースに出てラウンドする時って、連続して同じクラブを使ったりしますか?
そして、毎回同じような距離で、同じような目標に向かって打ったりしますか?
違いますよね。
コースを回る時って、距離に合わせて毎回クラブの番手が違ってきますし、目標の距離も違ってきます。
なので、打ちっぱなし場で練習する時も、コースを回っているような感覚で練習しないと、スコアというのは停滞してしまう可能性があるんですね。
スコアを意識した練習方法とは?
打ちっぱなし場で、スコアを意識した練習をするには、3つのポイントがあります。
- 番手を変える
- ターゲットを変える
- シチュエーションを変える
これらは、本当にコースでラウンドしている時の感覚とほぼ一緒です。ですが、これを打ちっぱなし場で実行している人は1割もいないでしょう。
でもやってください。そうすると必ずスコアが極端に良くなっていきます。
1球ずつ番手を変える
普通の人は、納得できるボールが打てるまで同じクラブを使いますが、それは止めてください。そういった練習をしてしまうと、「これがダメでも次上手く打てればいいや」という気持ちになってしまい、1球1球のスイングの質がガタ落ちしてしまうんです。
そうならないためにも、ラウンドしているような感覚で、ドライバー⇒アイアン⇒アプローチっといった順番で一打ずつしっかりとスイングすることによって、質のいいスイングをすることができます。
さらに、こういった流れで練習することによって、体が自然とこの順番に慣れていき、番手が変わっても違和感なく、スイングできるようになってきます。
毎回ターゲットを変える
これも、実際のラウンドを意識した練習方法です。
練習場では、目標とできる物(ヤード表示板)がたくさんあり、それに向かって打ちますよね。ですがここでも、1打ずつ目標を変えていってください。
さらに欲を言えば、ヤード表示板などを目標にするのではなく、できればなにも目印のない場所を目標にして打ってください。そうすると距離感の練習になります。
シチュエーションを変える
これは、ラウンドしているとこを想像するという練習方法です。
打ちっぱなし場で漠然と練習するより、ある程度ストーリーを自分で考えて「さっきスライスしたからラフに入ったな。んじゃ次はラフからのショットだ」といった、あたかもラウンドしているような感覚で練習すると、練習の質が格段にアップします。
こういった練習をしていると、実際に似たようなシチュエーションになった時なんかは、緊張せずリラックスした状態を保つことができるんですね。
まとめ
こいった実践的な練習をすることによって、ラウンドする流れを常に感じることができ、実践に似た緊張感を得ることができます。
そうすることで、自然とベストな精神状態をラウンドでも維持することができ、イレギュラーな場面でも、冷静にプレイすることができるんですね。
もし、あなたが「100や90を早く切りたい」もしくは「〇〇さんに勝ちたい!」っと思っているのであれば、この練習方法を1ヶ月間。辛抱強くしてみてください。
そうすれば、きっと良いスコアを出せるようになっています。