「4スタンス理論」のA2タイプの身体動作の特徴について解説します。
※「4スタンス理論」のタイプ診断についてはこちら
→【4スタンス理論タイプ診断方法】ゴルフスイングのタイプをチェック!
身体動作の特徴は、ゴルフに限らず他の競技や日常生活にも当てはまります。
特徴を理解することで、スイング中のイメージをつくりやすくなります。
4スタンス理論の参考図書
当サイトの4スタンス理論の記事は、以下の書籍・DVDを参考にしています。
1.4スタンスゴルフ
ゴルフのための4スタンス理論DVD&書籍
2.モダン・ゴルフ
ベン・ホーガン著。Aタイプのバイブル的存在。
1957年に発行されたゴルフスイングの解説書で、発行部数は全世界で100万部を超えているベストセラーです。
現在でも、毎年5万部が売れています。
「モダン・ゴルフ」に否定的な意見を持ってる人は、ほぼ間違いなくスイングタイプがBタイプの人です。
※AタイプとBタイプは動きのメカニズムが全く異なる
グリップとアドレスの解説はAタイプ、それ以外の解説はAタイプ・Bタイプ共通で参考になる内容となっています。
「スイングプレーン」の考え方を初めて提唱した書籍でもあります。
現代のゴルフでも十分通用する内容です。
Aタイプの特徴
・P2、P4、P5が基準(P1、P3、P5)
・指先派(手のひら派)
・伸びる派(縮む派)
・前足軸(後ろ足軸)
・腕の位置が高い(低い)
※カッコ内は、Bタイプの特徴です。
動作の安定は、P2・P4・P5が基準
P2(みぞおち)、P4(ひざ)、P5(足底)が1直線に揃うと、安定した動きになる。
サブポイントである、P2サブ(ヒジ)、P3(手首)をP2(みぞおち)やP4(ひざ)に近づけることで安定した動きになる。
・スタンスは、背中(みぞおちの裏側)、ヒザ、足首が1直線になるように構える
・スイングは、ヒジをみぞおちに近づける動きが安定につながる
指先派
何かを握るとき、指の第2関節を折って握り込む。
つまり、指先で引っ掛けるように物をつかんだり持ったりする。
グリップは、指先で握るフィンガーグリップになる
伸びる派
パワーを発揮したり、タイミングを取るとき、カラダを伸ばして使うと上手くいく。
薬を飲むときも、顔を上に向けノドを伸ばして飲む。
トップやフィニッシュで、伸びる意識を持つと安定する
前足軸
力を出すときに、出力側にたいして前足が主軸になる。
・スイングは左足を意識する
・インパクトのとき、グリップが左の股関節よりになる
腕の位置が高い
腕を水平に伸ばした方が、上体がスムーズに回る。
これは、上体が伸びる動きと関係する動き。
腕をおろした状態だと、ロックがかかったようになり上体が回らない。
(上体が縮む動きと関係する)
ハンドアップで打つ
2タイプの特徴
・薬指メイン(人差し指)
・太ももの外旋(内旋)
・腕の外旋(内旋)
※カッコ内は、1タイプの特徴です。
薬指メイン
何かを持ったりつまむとき、薬指と中指がメインになる。
薬指と中指で持つと、安定するし力も出しやすい。
グリップは、薬指と中指の2本をメインに握る
太ももの外旋
イスから立ち上がったり股関節を内旋させるとき、太ももを外側に回す(外旋)とスムーズに動ける。
太ももを外側に回す動きは、両ヒザ(太もも)を左右に離す動き。
スイング中、両ヒザを外側に向ける意識があるとスイングが安定し力を出しやすくなる。
腕の外旋
腕をグルグル回すとき、前から後ろへ回すほうが楽。
立位体前屈をするとき、腕を前から後ろへ回すと深く曲がる。
アドレスに入るとき、腕を前から後ろへ回す動きをいれると、安定したアドレスをとれる。
パラレルタイプの特徴
・真っ直ぐ握る(斜め)
・カラダを真っ直ぐ動かす(斜めにねじる)
・力を出すとき、手や足首を背屈させる背筋型(腹筋型)
・先端とカラダが同調して動く上半身主導型(下半身主導型)
・感覚が直線的で前後や上下の動き(曲線的)
※カッコ内は、クロスタイプ(A1、B2)の特徴です。
まっすぐ直角に握る
物を握るとき、手のひらに対して真っ直ぐ握ると安定し力を入れやすい。
グリップは、手のひらに対して真っ直ぐ握る
カラダをまっすぐ動かす
何か動作をするとき、腕をまっすぐ前後へ振り体幹と同調する動きをすると安定する。
足を前方に上げるとき、まっすぐ上げるとより高く上がる。
スイング全体を、直線的な意識で動かすとリズムが安定する
力を出すとき、腕や手首を外側に向ける背筋型
腹筋をするとき、腕を耳の後ろに添えるとやりやすい。
背中(みぞおちの後ろ側)に意識を持つと、動きが安定する。
アドレスは、背中がまっすぐ
直線的に上から振り下ろす動きのため、インパクトゾーンは点でボールを捉える感覚になる
先端とカラダが同調して動く、上半身主導型
常に動きのなかで先端部分とカラダが同調して動くため、直線的な動きになる。
・コックを使う打ち方が合う
・トップからの切り返しでは上半身と下半身と同調して始動し、捻転差が小さいスイングになる
動きの感覚が直線的で、縦の動き
腕や足と同様、体幹も直線的な動きをする。
身体は、縦(前後・上下)の動きでリズムが取れて安定した動きになる。
スイング全体を、直線的な意識で動かすとリズムが安定する
A2タイプ専用!永久不滅のバイブル「モダン・ゴルフ」
主に1940~1950年代に活躍しメジャー9勝(2020年現在、歴代4位)の実力者、ベン・ホーガンがアメリカの雑誌に連載したゴルフスイングの理論をまとめたものです。
※英題:Five Lessons, Modern Fundamentals of Golf
最も多くのゴルファーに読まれた「ゴルフの手引書」として有名です。
しかしながら、一部のゴルファーからは否定的な意見もあり、彼のゴルフ理論は賛否両論です。
それもそのはず。
ベン・ホーガンは、A2タイプのプレイヤーです。
A2タイプのゴルファーにとっては、必読の解説書です。
※当サイトの解説も、モダン・ゴルフを参考にしています。
グリップの解説が、若干A1タイプの解説になっている?
A2タイプである私自身も、モダン・ゴルフは熟読しました。
1点だけ疑問が残るのが、グリップの解説が若干ながらA1タイプ寄りの解説になっていることです。
つまり、左手グリップの解説が、「指先」「斜め握り」の解説になっています。
A2タイプは、「指先」「まっすぐ握り」が正解です。
ベン・ホーガンは、もともとクセのある極端なフックグリップで、ボールの軌道が安定しないことに悩んでいたそうです。
そういった経緯も原因なのか、グリップの解説のみは注意して読んでください。
4スタンス理論の参考図書
当サイトの4スタンス理論の記事は、以下の書籍・DVDを参考にしています。
1.4スタンスゴルフ
ゴルフのための4スタンス理論DVD&書籍
2.モダン・ゴルフ
ベン・ホーガン著。Aタイプのバイブル的存在。
1957年に発行されたゴルフスイングの解説書で、発行部数は全世界で100万部を超えているベストセラーです。
現在でも、毎年5万部が売れています。
「モダン・ゴルフ」に否定的な意見を持ってる人は、ほぼ間違いなくスイングタイプがBタイプの人です。
※AタイプとBタイプは動きのメカニズムが全く異なる
グリップとアドレスの解説はAタイプ、それ以外の解説はAタイプ・Bタイプ共通で参考になる内容となっています。
「スイングプレーン」の考え方を初めて提唱した書籍でもあります。
現代のゴルフでも十分通用する内容です。
A2タイプのゴルフスイングの特徴を解説。
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