4スタンス理論A2タイプのダスティン・ジョンソン選手のスイング解説です。
一般的なスイング解説とは異なり、4スタンス理論のタイプ別の特徴に沿った分析になります。
A2タイプのゴルファー向けの解説となります。
ダスティン・ジョンソンのアドレス
ドライバーのアドレス
A2タイプのアドレスの特徴は、背中・膝・足首が一直線になること。
ダスティン・ジョンソン選手は、ほぼA2タイプのアドレスを取っています。
少し膝を曲げているのでB2タイプのアドレス(丹田と足首が一直線)にも見えますが、ややA2寄りのアドレスであると言えます。
アイアンのアドレス
アイアンのアドレスも、A2タイプのアドレスから少し膝を曲げています。
こちらも、B2タイプのアドレスにも見えます。
おそらく、193cmの身長とクラブの長さの関係でA2とB2の中間的なアドレスに見えるものと考えられます。
ダスティン・ジョンソンのバックスイング
右膝固定の動き
Aタイプのバックスイングの特徴は、右膝を固定すること。
ダスティン・ジョンソン選手は、やや右膝を動かしています。
Bタイプ寄りの動きをしています。
トップでフェースの向きは
ダスティン・ジョンソン選手のトップは、フェースが完全に上を向いています。
左手首の掌屈の動きが特徴で、この動きによってフェースが上を向きます。
ダスティン・ジョンソンの切り返し
フェースの向き
ダスティン・ジョンソン選手は、トップで上を向いているフェースをキープさせたまま切り返しをおこなっています。
右肘の動き
Aタイプの特徴は、肘をなるべく動かさないこと。
腕の三角形をキープ・両肘を常に身体の前でスイングするなどと表現される動きです。
ダスティン・ジョンソン選手は、右腕を高く上げていますが、それでも右肘は身体の前にある状態でスイングをしています。
ダスティン・ジョンソンのインパクト
左手首がほぼ左膝前でインパクト
Aタイプのインパクトの特徴は、左手首が左膝(左股関節)前でむかえること。
ダスティン・ジョンソン選手は、左膝よりやや手前でインパクトをむかえています。
AタイプとBタイプの中間と言えます。
下半身の動きは特殊です
ダスティン・ジョンソン選手の下半身の動きは、少し特殊です。
ヒップターンは、お尻を引く動きが強く、膝を曲げた状態で左足が少し浮きます。
浮いた左足は少し後ろにズレるので、お尻を引く力が強いと言えます。
腰の力が強くないとできない動きです。
アマチュアゴルファーが真似をすると、へっぴり腰のスイングになりかねません。
この動きは、真似しないことをお勧めします。
ダスティン・ジョンソンのフィニッシュ
インパクトゾーンが長いフィニッシュ
ダスティン・ジョンソン選手のフィニッシュは、左股関節を支点にして身体を伸ばしています。
腕の返しが遅く、A2タイプとしては珍しくインパクトゾーンが長いことが特徴です。
綺麗なI字型のフォロー
パラレルタイプのフォローは、身体がまっすぐ伸びたI字型です。
ダスティン・ジョンソン選手は、綺麗なI字型のフォローが出来ています。
切り返しからインパクトまで特殊な動きをしていますが、最後は通常のA2タイプのフォローに戻しています。
ダスティン・ジョンソンのパター
パターのアドレス
少しカメラの角度がズレていますが、アドレスもA2タイプとB2タイプの中間と言えます。
前傾が大きく、肘は前方に出している
A2タイプのパターは、両肘を身体の側面(脇)に添えるアドレスを取ります。
ダスティン・ジョンソン選手は、身体の側面には添えずに身体の前方へ出しています。
これも、身長とパターの長さの関係が原因かと推測します。
ダスティン・ジョンソンのスイング
ダスティン・ジョンソン選手のスイングは、特殊なスイングでお手本にはならないと言えます。
切り返しからインパクトまでの動きは、腕まわりの柔軟性や腰の強さが必要になるためアマチュアゴルファーは真似できない動きです。
ヒップターンの動きも、特殊でダスティン・ジョンソン選手にしか出来ない動きといえるかもしれません。
コメント